令和元年(2019年)の世界の大森林火災が人類滅亡を加速化‼ 化石燃料発電以上に大いに進んでいく地球温暖化の怖さを知るべき。

スマトラ島の森林面積減少の推移

2019年12月24日、各局のニュースで今年2019年出生数86万4,000人と過去最少で、国の予測より2年早いペースで、少子化が止まらないということ。

家庭の経済的な問題に加え「生んでも大変なのは生んだ人だけだし」と言う女性の方も。対して、国内でどうにか対策していけばいいのかということかもしれないが、経済的なこと以上に、彼等、彼女等にはどうしようもない、さらに厳しい現実が待っていると思えてしまい、子どもを作る気持ち減っていってるのでは…

さらに厳しい現実は、日本社会、日本経済の問題ではなく、世界的な気候変動の中で生きていかなければならないということです。

令和元年の今年、2019年に起きた日本国内での災害もそうだが、海外での森林の焼き払いがものすごい勢いで加速しているのです。多くが人為的に。

2015年インドネシア火災

出典:NHK

気候行動サミットやCOP(締約国会議)が開かれている一方で…

2019年12月20日(金)NHK BS1スペシャル「大火災 森林・都市を襲うメガファイアの脅威」(後編)で2019年の世界の大森林火災だけをまとめて紹介しているが、それだけでも脅威です。
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森林火災で大いに進んでいる地球温暖化の怖さ

アマゾン(ブラジル)

2019年の夏にアマゾンでは森林火災が多発しました。

人工衛星によって検出された森林火災の数は前年に比べ83%増加し、7万件を超えてました。

火災が増えた背景には2019年1月に就任したブラジルのボルソナロ大統領の方針のためです。

ブラジル、ボルソナロ大統領のインタビュー1

出典:NHK

ブラジル、ボルソナロ大統領のインタビュー2

出典:NHK

経済発展のために森林開発を進める政策を打ち出し、森林保護による監視の目を緩めました。

ブラジル農民の野焼き

出典:NHK

そこで、農民は野焼きや森林伐採をし、次々と農地開発を進めはじめました。

ブラジルの農家

出典:NHK

「アマゾンを保護しろと言うが子どものミルクすら買えない」と、アマゾン地元の農民の言葉。

少子化対策はわかっているが「経済的に子供を持つのは無理」と言う日本人と広義では同じだと感じます。

しかし、そういった人が多くて、2019年は11月までに100万ヘクタールで、東京都、千葉県、神奈川県を合わせた面積を焼き尽くしたのです。

NASAが発表した2019年8月中旬のアマゾンの多くの場所で火災が起こってる様子

出典:NHK

2019年、アマゾンの火災による二酸化炭素の排出量は日本の年間排出量の約半分もの量でした。

アマゾンの全森林は全世界の25%に達するほどの規模なので、相当大きな二酸化炭素の吸収能力をもってるのですが、このボルソナロ大統領の政策を続けていくと、アマゾンはサバンナ化し、世界中の温暖化は大きく進むことは間違いありません。

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シベリア(ロシア)

2019年7月、世界最大の森林面積をもつシベリアでは九州の4倍ほどの面積の森林を焼き尽くしました。(九州の面積:約367万ヘクタール)

プーチン大統領は、辺境の地であったため、当初は消火に消極的だったのですが、世界中から強い批判を浴び、軍用機も投入して消火活動を行ったほどでした。

北極圏周辺の火災はアマゾンとは異なるメカニズムで、地球環境に大きな影響を及ぼします。

森林火災による二酸化炭素の温室効果ガス排出だけでなく、ブラックカーボンのようなすすが氷や雪の表面に付着した場合は氷が溶けやすくなり、温暖化がさらに進みます。

北極圏周辺は白い雪や氷に覆われているため、通常太陽光を反射して、温暖化が進むのを食い止めているのですが、すすで黒くなると太陽光を吸収し、温暖化をすすめることになるのです。

永久凍土の分布図

出典:NHK

さらにシベリア特有の問題が生じます。

メタンの気泡

出典:NHK

過去数万年に及んで凍っている永久凍土の中には過去の二酸化炭素やメタンガスが封入されているのです。

溶けることによって、温室効果が二酸化炭素の約25倍のメタンが排出されるという恐ろしいことが起こります。

メタン生成菌の活動によるメタンガス排出

出典:NHK

さらに、永久凍土が溶けた焼け跡は湿地帯に変わっていき、そうすると、メタン生成菌と言われる細菌が活動しはじめるので、今年のシベリア大火災で、近い将来メタンガス排出量が増すに違いありません。

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スマトラ島(インドネシア)

赤道直下に位置するインドネシアでも農地開発にともなう森林火災は大きな問題になっています。

2019年にはスマトラ島でも森林火災が多発し、インドネシアの森林火災は約3万件で、二酸化炭素の排出量は約7億トンで、アマゾンのの森林火災による二酸化炭素の排出量の1.2倍とものすごい量。

2019年のインドネシア年間森林火災の規模

出典:NHK

この大火災の主な原因の一つはインドネシアの森に広がる、泥炭湿地という特殊な土壌のためです。

その特殊な土壌では、小さな火があっという間に燃え広がるのです。

花火の火薬線の数倍の速さです。しかも、土壌内でもえ熱帯雨林の雨が3日降っても消えないくらいなのです。

泥炭の大きな原因の一つがアブラヤシの栽培です。アブラヤシから生成されるパーム油は世界的に需要が高まり、インドネシアではこぞって原生林がアブラヤシ畑に変わっていったのです。

そして、現在、世界最大のパーム油の生産国インドネシアで世界の半分を生産しているのです。

日本人はそのパーム油を一人当たり年間約5kgも消費しているのです。カップ麺、冷凍食品、クッキーなどに使われているシュートニング、マーガリン、アイスクリーム、洗剤や化粧品に使われているからです。

地元の農民にとって、アブラヤシは生活を豊かにしてくれる夢の作物なのです。

農民や企業が農地を広げる際、重機を使う代わりに安上がりに済まそうと、違法に野焼きを行ってしまうことが火災の主な原因、人為的なものと。

かと言って、インドネシアの地元の農民やその企業だけを罰しても、世界的な需要が大いにあるとなると、他国で同じことが起こるのです。

しかし、消費しているわたしたちに意識はなく、コンビニなどでも相当な食品ロスが発生しているのが現状です。
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最後に

2019年11月、またアメリカのカルフォルニアで山火事が発生。

2019.11カルフォルニアの火災の短波赤外線画像

出典:newsweekjapan.jp

今現在でも、オーストラリアでは大規模な森林火災が11月前半から1ヶ月半以上にわたって続いており、約500万ヘクタールの低木林の土地が消失しています。

ここに上げてきた2019年の森林火災だけでも日本(3,800万ヘクタール)の半分以上が森林火災で焼き尽くされているのです。

しかし、地球温暖化対策は今年の気候行動サミットもそうですし、COP25での成果文書も努力します程度の話なのです。

日本は新しい元号、令和になりましたが、世界的には大森林火災の多発により人類滅亡を加速化させはじめた年なのかもしれません。

人間にとっての便利は自然にとっては消滅に近いことと言っても過言ではないのかもしれません。先進国の人々は便利に対してほどほどにしないといけないのですが、便利さを味わった動物の欲求はもう止まらないでしょうね。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK