胆振東部地震での道内全域の大停電(日本初ブラックアウト)時の映像、検索から困ること、備えすべきものが見える!

ブラックアウトにどう備える

2019年9月1日の防災の日、「NHKスペシャル」で”巨大都市 大停電 ~“ブラックアウト”にどう備える~”が放送されていました。

巨大都市大停電の経済的影響額

出典:NHK

胆振東部地震による道内全域の日本初ブラックアウトを検証することで、首都直下型地震などで首都圏がブラックアウトになった場合に、住民一人一人にどのような危険の可能性があり、厳しい生活を強いられることになるのかをイメージして各家庭で備えるということを考えなくてはならないと思わせる内容でした。

国や自治体、電力会社でも対策を進めてますが、自分たちのできることはきちんと備えておく!イメージが浮かんだ時に。

胆振東部地震以降、ブラックアウトにどのように備えるべきか、国として今どこまで対策を進めているのかについて、紹介します。

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電気依存の生活であることを深く

胆振東部地震ブラックアウトで起こったこと(NHKスペシャル映像にて)

医療機関

ブラックアウト直後の映像が残されていました。

道内に34ある災害拠点病院の一つ、市立室蘭総合病院です。

非常用の発電機を使って電源を確保し、救急の受け入れ体制を整えましたが、ブラックアウトから4時間後事態が深刻化します。

人工呼吸器が欠かせない25人の入院患者を抱えてるこの病院に、周辺の4つの医療機関の要請で症状の重い患者が次々に搬送されてきたのです。

そこで、病院では非常用の発電機の燃料を確保しようとしましたが、わずかな量しか入手できませんでした。

全道 信号停止

なぜ、道内のほぼ全ての信号がブラックアウトで消えていましたので、交差点では出会いがしらの事故が多発していました。

燃料会社は危険物を積んでいるタンクローリーが事故に巻き込まれる可能性があったので、断らざるを得ませんでした。

燃料不足

ブラックアウトから8時間、ある高層マンションでは非常用の発電の燃料も底を尽き、停電に陥りました。

オール電化のためシャワーや調理器具も使えなくなり、マンションのエレベーターも停止しました。

断水

そして、一番深刻だったのは、電動の給水ポンプが止まったので水(給水袋)は確保しましたが、エレベーターが動かないので、高齢者は運べないということでした。

通信障害

NTT東日本の対策本部では、電話やインターナショナルなどの通信拠点の非常用の電源が、この日の夜に切れる可能性があるということで、28台の非常用電源車を全国から北海道に派遣しました。

しかし、それでも全ての通信拠点をカバーすることはできず、16万回線の通信障害が起きました。

物流 停止

ブラックアウト時の道路状況では燃料が運べないので、スーパーの物流センターのマシンが停止し、手作業で対応しましたが、間に合わない状況で、

品薄

スーパーやコンビニでは品薄状態が1週間以上も続いたのです。

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胆振東部地震ブラックアウト時、多かった検索ワードから見えてきたこと

当時の北海道でどんなことに困っていたのかをyahoo!と協力して、どんな言葉が検索されていたのかを分析されてました。

ブラックアウト発生当日の検索が多いワード

出典:NHK

ブラックアウト当日から翌日、多く検索されていたのは”北海道電力”、”バス”、”タクシー”、”高速道路”や”銀行”、”ATM”が多く検索されてました。キャッシュレス決済が多く普及されている中で、停電で決済端末が使えなくなるなどで現金を求める人が多くいました。

ブラックアウト発生翌日の検索が多いワード

出典:NHK

 

停電解消が解消した後は、”北海道電力”の検索が減り、”品薄”、”牛乳”、”離乳食”など。

スーパーでは食料品などでは品薄の状況が続いていました。

停電解消の翌日以降検索が多くなったワード

出典:NHK

停電解消後4日過ぎても”ガスコンロ”、”軽油”、”発電機”の検索は減りませんでした。

停電解消の4日以上経っても検索が減らなったワード

出典:NHK

また、いつ停電になってもおかしくない状況に備えようということでの検索となってます。

国や自治体、電力会社の対策は今どこまで

国はこの北海道全域のブラックアウトを教訓に、巨大都市の大停電に保健所、ダム、水門、下水道施設、気象・地震等の観測施設、火山の監視カメラなどは予備電源などがないということは対策不十分とみなしました。

予備電源がないと不十分なもの

出典:NHK

豊島区、医療現場での取り組み

豊島区では緊急時には電源車になるバスや持ち運びしやすい給水袋を備える取り組みを、医療現場では病院ごとの被災状況を共有することと、透析患者の移送を素早く行えるような新しいシステムを開発しました。

電力会社の取り組み

東京電力では首都圏4,500万人分の停電に連系線の送電量を増強する計画を進めています。

高さ50mの鉄塔を200基建てる巨大事業で、完成予定は再来年3月です。

加えて送電設備の増強も行う今回の事業、東京と中部間だけでも総工費3,000億円以上になります。

大規模停電時、30万戸に電力を届けることができる分です。

国の取り組み

国も、西日本豪雨や胆振東部地震を受けて、2020年の3年間をかけて行う緊急対策を決定しています。

浸水・土砂災害・地震・津波などへの対策は総額約7兆円上ります。

電力、通信に関することでは以下の3つ。

「電力融通の体制強化」「工事・事業所に自家発電設備」「車載型基地局などの増設(通信)」

国土強じん化

出典:NHK

そして、電気を備蓄する新たなシステムの開発を進めています。

 

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最後に

現在、台風15号が上陸した影響で、千葉県内で大規模な停電や断水が続いております。

胆振東部地震時はブラックアウトから2日間で99%まで復電したのですが、2019年9月12日17時現在で、TEPCOの停電情報を調べたところ、千葉県の停電件数は 約312,000軒ということ。

大型停電は停電でも、原因が地震と台風で違ったみたいで、復旧に時間がかかっているということです。

今回の千葉の停電に関する主な原因は下記動画にてご覧下さい。

わたしの自宅近くの電柱は近々地下埋設になる予定ですが、それまではこういった台風での停電の可能性を考えて、備えておかなければと思いました。

こうなってくると、自分の生活範囲で災害が起こった想定で、調べておく必要があり、当然行政からの支援だけでは不足が生じることは覚悟しておかなければいけないということなんでしょう。

この放送を見て「蓄電池2つありますが、足りないかも…」と感じましたので、各災害ごとの防災備品を再度見直ししなくてはなりません。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK