不老長寿ハダカデバネズミはがんにならず、無酸素でも果糖をエネルギーにできるスーパーな哺乳類

ハダカデバネズミ

2018年2月17日(日)のNHK「サイエンスZERO」では病気にならない、老化しないことで世界の注目を集めるスーパーほ乳類”ハダカデバネズミ”の生態が明らかにされてました。

なぜ、スーパーほ乳類と言うのか、同じネズミ科のラットの寿命は3~4年、ハダカデバネズミは30年で、人間でいうと90歳くらいまで、全く病気をしないで生きれる、ぴんぴんころりの生き物だからなのです。

がんにもならないのです。

同じネズミでも大きな寿命の差

出典:NHK

ハダカデバネズミが長寿と健康をどのようにして獲得したのかを解明して応用できれば、人類にとっても大きな利益となるということで、研究が進んでます。

では、番組内であった、ハダカデバネズミがどんなメカニズム病気にならない、老化しないのかを紹介します。
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ハダカデバネズミが不老長寿の理由は?

がんにならない

人間をはじめとするほとんどの哺乳類ががんになりますが、ハダカデバネズミは全くと言っていいほどがんにならないのです。

でも、なぜなのでしょう?

その理由を知るために、熊本大学はiPS細胞を使って世界で初めての実験を行いました。

ハダカデバネズミの皮膚からiPS細胞を作り、未分化のままマウスの精巣に移植します。比較のためにヒト由来のiPS細胞も未分化のまま移植します。

ヒト由来のものからは腫瘍ができたのですが、ハダカデバネズミ由来のものからは半年たっても腫瘍はできませんでした。

ハダカデバネズミのiPS細胞に腫瘍はできなかった

出典:NHK

さらに調べていくと、腫瘍化を未然に防ぐ驚きのメカニズムが見えてきたのです。

ハダカデバネズミのiPS細胞には人とは違って特殊な遺伝子、ARFが常に活発に動いていました。ARFは細胞の腫瘍化を抑制する遺伝子です。

ARF

出典:NHK

それだけでなく、さらにすごいことがわかりました。

生きたハダカデバネズミの細胞で意図的にARFの働きを抑えてがんにかかりやすくした実験をしたところ、細胞が自ら活動を停止し増殖しなくなったのです。

つまり、万が一、がんを防ぐ遺伝子が働かなくなっても、その細胞の増殖を封じ込めることができるのです。

このメカニズムを追及していくことで、iPS細胞の安全性を高めること、将来的にはがんを予防する方法の開発につながるかもしれません。

実験で酸素が0%でも20分間生きることができた

アメリカイリノイ大学では、ハダカデバネズミの細胞や臓器の機能が低下しにくい理由として、酸素濃度がたった7%と低い地中という環境に住んでいるところに目を付けて、ある実験が行われました。

ちなみに、酸素濃度7%というのはエベレスト山頂と同じぐらいの低酸素濃度です。わたしたちの暮らす地上に比べて3分の1程度しか酸素がない状態です。

酸素濃度5%の容器にラットとハダカデバネズミを入れた実験

出典:NHK

ラット4匹とハダカデバネズミ4匹を酸素濃度7%よりさらに過酷な5%の容器の中に入れた実験を行ったところ、15分前後でラットは4匹とも死んでしまいました。

実験5時間後

出典:NHK

ところが、ハダカデバネズミは5時間たっても元気に動き回ってました。

酸素濃度0%の容器にハダカデバネズミを入れた実験

出典:NHK

そこで、極限状態の酸素濃度0%の状態にハダカデバネズミを入れてみました。

さすがのハダカデバネズミもすぐに気絶、心拍数も低下しました。しかし、なんとその状態で20分近くも生き続けたのです。

そのハダカデバネズミを解剖したところ脳から果糖が大量に見つかったのです。

ほとんどのほ乳類では果糖は肝臓など一部の臓器でブドウ糖に変換されエネルギーなるので、脳にあることはないのですが、ハダカデバネズミにはなぜ脳jに果糖があったのでしょうか?

ハダカデバネズミはエネルギーを生み出すのに通常ブドウ糖と酸素を使う方式ですが、先程の実験のような酸素濃度0%の極限状態では果糖をそのまま使うこともできるハイブリッド方式が可能なのです。

ハイブリッド方式のエネルギーを

出典:NHK

ハダカデバネズミは細胞レベルで酸素が少ない状況に強いということです。とうことは、脳梗塞や心筋梗塞などで血管が詰まってしまった時、酸素が細胞に供給できない状態でもに組織や細胞が死ににくく、傷つきにくいことにつながってるのです。

歳をとったときに起こりやすくなる病気にも強いということなのです。

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最後に

また、ハダカデバネズミはアリはハチなどと同じように真社会性と呼ばれる分業制の社会を形成しているそうです、見た目はどれも同じようですが、女王がいるそうです。

がんにならない、老化しないので病気にならない上に遺伝子を残すためにより効率のいい社会を形成しているなんて、恐れ入りました。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK