滅亡したネアンデルタール人のゲノムが2.4%ほど高橋一生さんの中に❕NHK人類誕生第2集

ネアンデルタール人の出土地

2018年5月13日、NHKスペシャルで「人類誕生」の第2集「最強ライバルとの出会い そして別れ」が放送されました。

その放送では、5万5千年前から1万年もの間、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人が同じ土地で過ごしていたこと

ホモ・サイエンスより屈強な身体と高い知性を持つハンター、ネアンデルタール人が滅亡した姿を消した理由

今までわたしの頭の中にあったネアンデルタール人像が違ったことなど

驚くことが多くて、興味深く、おもしろかったので、ご紹介させていただきます。

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ホモ・サピエンスが生き残ったのはなぜ?

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが過ごした同じ土地

これまでは、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は全く違う土地で暮らしていたと考えられてました。

2015年1月、中東エルサレムのマノット洞窟で5万5千年前にホモ・サピエンスの頭蓋骨や暮らしていた痕跡が発見。

その遺跡から数十Kmのところにあるアムットやケバラ洞窟ではすでにネアンデルタール人が住んでいた跡がみつかってましたので、
この発見によりホモ・サピエンスとネアンデルタール人は同時期に同じ場所に隣合わせでいたことが明らかになりました。

マノッド洞窟とアムッド洞窟の位置

出典:NHK

ネアンデルタール人の脳はホモ・サピエンスより大きかった

ネアンデルタール人の脳の大きさは1490mlでホモ・サピエンス1350mlより10%以上も大きく、舌骨や耳小骨からしゃべる能力があったことの可能性が高いと考えられます。

かつてはわたしたち人類が賢く、優秀だったからネアンデルタール人ではなくホモ・サピエンスが生き残ったと考えられてましたが、間違いだったのです。

ネアンデルタール人は筋骨隆々でさらに知能が高かったのです。

ホモ・サピエンスが生き残り、ネアンデルタール人の最期に至った理由

この頃、ホモ・サピエンスは骨も細く、力が弱かったので、小動物を獲物として狩りをおこなってました。一方、ネアンデルタール人は筋骨隆々の身体で大物の動物を獲物として狩りをおこなってました。

数千年後経つと、ネアンデルタール人の狩りはほとんどかわりありませんでしたが、ホモ・サピエンスの狩りの様相は大きく変わってました。

道具が進化していたのです。下記の画像(左から右に時代が進んでるそれぞれの石器)でネアンデルタール人とホモ・サピエンスの石器を比較すると、一目瞭然です。

 

石器の差

出典:NHK

特に、アトラトルなどはその代表的なもので、アトラトルのてこの原理を使うとそのまま槍を投げていたときより、遠くの獲物を捕まえることができるようになります。

アトラトル

出典:NHK

アトラトルを使って槍を投げる様子

出典:NHK

また、ネアンデルタール人の集団は血縁の十数人に対しホモ・サピエンスは血縁を超えた数百人の集団で行動を共にしてました。実際、ロシアウラジールの3万5千年前のスンギール遺跡では400人の集団生活の跡がみつかってます。

その頃のホモ・サピエンスは指輪などを死者と一緒に埋葬しており、死後の世界への考えもあり、宗教的な考えが浸透していたことがわかっております。宗教が人々を結びつけて集団生活を強固なものにしたと考えられます。
集団内でコミュケーションすることで道具の改良も進んでいったり、食糧も多種多様になっていきました。

しばらくして、北大西洋への氷山群の流出(ハインリッヒイベント)で気候変動が起き、ヨーロッパの気温が乱高下、森が小さくなり獲物も少なくなってしまいました。

集団生活を営んでいたホモ・サピエンスは食糧を分け与えあったりして生き延びていったのですが、ネアンデルタール人は少ない獲物を肉弾戦で得ることの選択しかなく、狩りで若いうちに亡くなったり、食糧が尽きたりで人数が減っていき、最期はヨーロッパ最南端のジブラルタルのゴーラム洞窟で滅亡したと考えられてます。

大きな集団生活をすることで、ホモ・サピエンスは生き残ることができたのです。

人類にネアンデルタール人の遺伝子を受け継ぐものがいる

タイトルで高橋一生さんにネアンデルタール人の遺伝子が2.4%とあると書きましたが、実はほとんどの日本人にネアンデルタール人の遺伝子が同じぐらい存在するらしいです。

下記画像のようにアフリカのサハラ砂漠以南では0%ですが、ヨーロッパやアジアのほとんどの人々の遺伝子には2%程度存在することがわかりました。

こことから、ホモ・サピエンスはとても小さな集団で旅にでて、すぐに(中東あたりで)ネアンデルタール人と出会い、交配し、世界中に増えていったと考えられます。

ネアンデルタール人の遺伝子

出典:NHK

ネアンデルタール人の遺伝子はアフリカにはなかったウィルス対する免疫遺伝子など、わたしたちが生きるために大きな役割を果たしてるそうですよ。よかったです。

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最後に

冒頭で高橋一生さんがおしゃってたように、わたしもネアンデルタール人は毛むくじゃらでヨーロッパ人の祖先と今まで信じてました。

が、実際のネアンデルタール人はほたて貝の首飾りや鷲の爪でできたブレスレッドをしていて、獣の皮を加工し身にまとっていたそうです。

ネアンデルタール人

出典:NHK

いやいや、原始人と言うより、わたしが思ってた縄文人の姿ですよ。昨今、ほんとパラダイムチェンジが起こってますね。より、正しい歴史を知ることはワクワクします。

次は、第3集ですね。日本にホモ・サピエンス来る~。楽しみです。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK