人類は人口1万人を切ったこともあるが、逆転で生存し続けた!好奇心旺盛なミトコンドリアDNAが窮地を救ったことも

上高津貝塚遺跡-竪穴式住居復元

2018年5月3日、NHKスペシャルで「人類誕生」の第1集「こうしてヒトが生まれた」が朝に再放送されていました。

先日、又吉直樹さんのヘウレーカ!でアリの社会ができて1000万年、人間の社会ができてから20万年ということを知り、この先人間社会もアリ社会みたいに超個体となっていくことができなくて全滅するのではないだろうかなど考えて、ちょうど興味もあったので、人間社会の成り立ちの最新研究からわかってきた情報を少しでもわかりたいという気持ちでみてました。

おもしろかったので紹介します。ご興味のある方はご一読を。

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現在70億人超のホモサピエンスの源は窮地からの逆転によるもの

少数派の2足歩行の人類が生き残った理由

現在わかっているだけでもおよそ20種の人類があり、多くの時代で複数の種の人類が同時に生きていたと最新の研究結果でわかってます。

ホモサピエンスへの連なり

出典:NHK ホモサピエンスへの連なり(緑)

その中でアルディピテクス・ラミダスが450~430万年前に生息、身長約120センチメートルで2本足で歩いていたことが確認できている最古の人類です。

森で生きてきたのですが、多数派の4足歩行のサルではなく、彼らが生き残れたのです。なぜ、少数派が生き残れたのでしょう?

その謎を解く手がかりはエチオピアの発掘現場で見つかってます。遠くまで食べ物を運ぶことができるが走るのが遅くて肉食獣に襲われやすい2足歩行のラミダスが生存競争に勝った理由はこの場所での大地の大変動があったからなのです。

地殻変動で山脈ができ、山の東側では雨も少なく乾燥が進み木々がまばらに。森が縮小し、果物や森の恵みが手に入りづらくなってきたのですが、説くから餌を運ぶことができるラミダスが有利な状況になったからなのです。

このころから一夫一妻で家族を守るため(食料を運んだりして)に歩くようになったラミダスは偶然の出来事で生き延びることができたのです。

ひ弱な人類が生き残った理由

アウストラロピテスク・アファレンシスは身長約150センチメートルと大きくなってますが、足の形が今の人間に近くより地上で生きていくのに特化していってました。

370万年前のアウストラロピテスク・アファレンシスは槍などの武器は持てなかったのですが、生き残ったのは集団で生活するようになったからです。

その後、アウストラロピテスク・アファレンシスは頑丈で逞しいパラントロプス・ボイセイとひ弱なホモ・ハビリスの2種に分かれていきますが、ひ弱なホモ・ハビリスが逆転し、生存競争に勝ちます。

石器を作ることを発明できたからなのです。

60万年ほど共存した人類 パラントロプス・ボイセイとホモ・ハビリス

出典:NHK 60万年ほど共存した人類 パラントロプス・ボイセイとホモ・ハビリス

その後、180万年前~5万年まで君臨していたホモ・エレクトスが生まれます。身長は最大で180センチメートルもあり、体毛が薄くなっており、現在人と見た目があまりかわらない人種です。

彼らは死肉あさりだけでなく、長距離を走る狩りをして特に大型草食動物の肉を日常的に食べていました。体毛が少ないことで汗をかくことで体温の上昇をできるようになっていたから長距離を走る狩りができたのです。

また、日常から栄養豊富な肉を食べることで脳が大きく発達し、思いやりの心を持つようになってきた人類です。

19万年程前の氷期によるアフリカ干ばつで絶滅危機で生き残った理由

アジアの北京原人やジャワ原人の種はホモ・エレクトスです。アフリカでホモ・ハイデルベルゲンシスという人種が生まれヨーロッパでネアンデルタール人はアフリカでホモ・サピエンスが登場します。

ホモ・エレクトス-ジャワ原人-北京原人

出典:NHK ホモ・エレクトス-ジャワ原人-北京原人

同時代 3種のサピエンス

出典:NHK 同時代 3種のサピエンス

実はホモ・サピエンスは7万年前に絶滅寸前の状態にまで追い込まれていたことが明らかとなっています。

アフリカ東部では13万5000年~9万年前に氷期の影響で激しい干ばつの被害にみまわれ、この干ばつの結果人工が減少、人数的に少ない集団に分離することを余儀なくされた人類は、7万年前に一時、約2000人未満の集団にまで減少し、南アフリカピナクルポイントまで行きつきました。

南アフリカ ピナクルポイント

出典:NHK 南アフリカ ピナクルポイント

最近発見された南アフリカのピナクルポイントの洞窟の中には古代の炉に墨の跡と多くの石器が残ってました。また、最も凄い発見は16万年前の貝殻が。アフリカでは貝が採れる場所は限られているのですが、祖先たちは絶滅する前に幸運にも豊富に貝が採れるこの場所に辿りついていたのです。

未知の食べ物に挑戦する好奇心の強い者だけが生き残ったと考えられてます。

ちなみに、氷期は温暖なアジアにはあまり影響がなく、ジャワ原人などにダメージはありませんでしたし、既にヨーロッパに進出していたネアンデルタール人はいち早く寒冷期に適応していたので、生き延びることができたのです。

さらに補足情報ですが、ミトコンドリアDNAを使って世界中の人類の母方の祖先の遺伝子を個別に追跡、調査した結果、現在の人類は20万年前にアフリカに住んでいた「ミトコンドリア・イブ(mitochondrial Eve)」と呼ばれる1人の女性に起源をもつこと、他に、人類は6万年前にアフリカから世界各地に散らばる旅にでることにより多様性を獲得し現在に至る隆盛の基礎を築いたことなどが明らかになってます。

70億万人超の遺伝子は似ている

出典:NHK 70億万人超の遺伝子は似ている

その後、絶滅の危機をなんとか生き残った人類は再び集団を作り、他の大陸への移住を試みることで人口は拡大し、現在に至る繁栄の基礎を作ったと推測されてます。

そう言えば、日本から遠く離れた中央アジアに位置するキルギス共和国の国民と日本の国民は非常に容姿が似ていると言われております。キルギスの方々の間では「大昔、キルギス人と日本人が兄弟で、肉が好きな者はキルギス人となり、魚を好きな者は東に渡って日本人となった。」と言われてると聞いたこともあります。

このNHKスペシャルの第1集をみて、おそらくキルギスに残った人達は強くて肉にありつけた者が残り、ありっつかなかった者は海を目指して貝や魚の漁を目指したのではとわたしは思ってしましました。だから、日本人は好奇心も旺盛で一つのことに追求する細やかな人種なのではないかと感じました。

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最後に

確かに人類は窮地に至った時に逆転していましたが、現代の人類は道具で代用すること脳以外は退化していってるのではないかと思います。

また、人間は他の生物を知らず知らずに窮地に追いやってる可能性が高いと感じます。次に天変地異が起こった時には他の動物が君臨するのではないのでしょうか。それはアリ(?)ネズミ(?)カラス(?)・・・

 

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK