世界初かっ?!宇宙ゴミ(スペースデブリ)を回収する人工衛星実現を墨田区の下町企業が2020年に

墨田区 ASTRO SCALE シャッター

2018年12月29日の「この国の行く末2」は株式会社アストロスケール 代表取締役CEOの岡田光信さんが出演されてまいた。

アメリカ経済誌の日本版「フォーブスジャパン」の2019年1月号で日本国内の優秀な起業家ランキング1位に輝いた方です。

2019年日本版起業家ランキング

出典:forbesjapan.

隕石の地球への落下衝突は直接的な被害をもたらすので怖ろしいのですが、宇宙ゴミも放置しておくと怖ろしいことになるのです。

ということで、宇宙ゴミについての除去の大切さと難しさをわかりやすく説明していただけてますので、紹介したいと思います。
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日本製での宇宙ゴミ回収実現がもうすぐ⁉

宇宙ゴミの現状

宇宙ゴミの元は

一つ目は古い人工衛星です。

今まで人工衛星が8,000基ほど打ちあがってるのですが、現在機能している人口衛星1,400基ほどなので、一部は大気に落ちてますが、引き算した数が宇宙ゴミとして残ってます。

二つ目はロケットの上段になります。

第一段は海に落ちるのですが、その上の2段、3段、4段が宇宙ゴミとして残ってます。

三つ目は宇宙ゴミ同士が衝突してできた破片が宇宙をグルグルと動き回ってます。

ソユーズ

宇宙ゴミの数と速度

大きいゴミだけで23,000個以上の宇宙ゴミがあり、1センチ以上となると100万個以上、1ミリ以上だと億個となり膨大な数。

しかも、宇宙ゴミの速度は秒速7~8キロメートル(時速約2万5千キロメートル)ととてつもない速さで飛んでいるのです。ピストルの弾丸の30~40倍の速さだそうです。

無重力の宇宙ですので、何かにぶつからない限り速度が落ちることないのです。

宇宙ゴミのある場所

高度600~1,000キロメートルが人工衛星の人気の軌道で混んでおり、そこに多くの宇宙ゴミが存在しています。

なぜ、その高度が人気かと言うと、人工衛星は写真などの解像度を上げたいので地球に近づきたいのですが、地球に近づきすぎると大気の抵抗があるので、この高度が人気の軌道になるのです。

宇宙ゴミ除去の必要性は30年前から議論

現代社会はテレビ放送、天気予報、通信、GPS、気象予測、災害マネジメント、交通管制(航空機の運航など)、農業、漁業など、あらゆる場面で人工衛星に頼ってるのです。

もし宇宙ゴミの衝突によってその人工衛星が破壊されれば、日常生活に支障をきたしてしまうこともありえるのです。

これ以上宇宙ゴミが増えると人工衛星が置けなくなるので、今(子の世代ぐらいまで)、宇宙ゴミが大きいうちに取り除いておかないと人工衛星を軌道できなくなるのは30年前から問題視されているのです。

国連の中に専門の委員会が存在しているにもかかわらず、前に進まない状況だったのです。

国連の旗

なぜ進まなかったのかというと、宇宙ゴミの9割以上がロシア、アメリカ、中国が打ち上げたものであるので、多くの国がこの3ヶ国が責任をもって解決すべきという考えですが、この3ヶ国は受益者(人工衛星の利用者)が分担して宇宙ゴミを除去すべきという主張で全く解決に至ってないのです。

アストロスケールが行う宇宙ゴミ除去法

アストロスケールで開発している宇宙ゴミ回収人工衛星”ELSA-d”は月、太陽、地球、星、ゴミの光を見極め、秒速7~8キロメートルの宇宙ゴミとの相対速度を0にでき、さらに回転している宇宙ゴミの回転を見極めて自動的に3軸を合わせていく、相対角速度を0にすることもできます。

キャッチの仕方はいくつかあるのですが、直近の実証実験では磁石にてキャッチさせることとしてます。

その後、人工衛星”ELSA-d”は軌道を修正し、回収した宇宙ゴミとともに大気圏に突入し、大気との摩擦熱で衛星と宇宙ゴミは燃え尽きることになります。

2020年の実証実験のイメージ映像がYou Tubeにアップされてますので、ご覧になるとわかりやすいと思います。

ELSA-dは、重さ160キロの捕獲機(Chaser)と20キロのターゲット(宇宙ごみを模擬した小型人工衛星)で構成されており、これらは一緒に打ち上げられます。

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最後に

岡田さんは民間が宇宙ゴミ事業に参入できる大きなチャンスということで、2013年に株式会社アストロスケールを設立。

たった5年半で、102百万ドルの資金調達を達成しており、アストロスケールへの注目はグローバル需要の高まりに伴い日に日に大きくなってきています。

直近では、2020年初頭に”ELSA-d”の実証実験予定。

ちなみに、今回の放送では「成功すれば世界初の宇宙ゴミ回収」となると岡田さんは言ってました。2018年9月のイギリスの衛星「RemoveDEBRIS」が網による回収が世界初と報じられてますが、収録がその前だったのですか?違う意味での世界初なのか?(この放送ではそこまでわかりませんでした。すみません。)

しかし、世界初かどうかより、目的は実現して宇宙ゴミ事業に参入することが一番大切ですので、頑張ってほしいですね。

102百万ドルの資金調達を達成についてはアストロスケールの2018年10月のプレスリリースをご覧くださいませ。

https://astroscale.com/wp-content/uploads/2018/10/Press-ReleaseJPNAstroscale_SeriesD_10312018.pdf

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK