アバター(遠隔操作ロボット)開発の最先端、メルティンMMIの技術がすごい!

アバターX

2018年10月17日に遠隔操作できるロボットを開発するメルティンMMIが大日本住友製薬、SBIインベストメント、第一生命保険から20億2千万円を調達したとの発表がありました。

メルティンは細かい作業ができる5本指のロボットや、人の生体信号を読み解く技術を開発していおり、今回調達した資金は、ロボット技術を応用した医療機器や、遠隔操作ができるロボットの実用化に向けた開発費用に充てるためです。

時期をあわせたのか10月20日にSBIホールディングス株式会社の代表取締役執行役員社長北尾吉孝(SBIグループの創業者)さんがナビゲーターの番組「この国の行く末2」に代表取締役粕谷昌宏さんと取締役CTO關(せき)達也さんがゲスト出演されており、最先端のアバター(遠隔操作ロボット)に関する非常に興味深いお話でした。

わたくしは2012年に福島原発調査の水上ロボットの開発に関わりましたが、危険地帯での遠隔操作で繊細な動きをさせることは非常に難関であることを少しはわかっておりましたので、なおさら興味深かったのかもしれません。

メルティンMMIの技術に関して少しでも多くの方と共有したく記事にします。

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メルティンMMI

株式会社メルティンMMIの会社ホームページをわかりやすく以下に抜粋しました。

コア技術

生体信号処理技術

生体信号とは、神経を通して人間の四肢を動かし、五感を脳に伝えている電気信号のことです。
サイボーグを動かすには、この生体信号を取得して処理する必要があるが、従来技術の処理精度では、人の多彩な動きに対応できなかった。しかし、独自の生体信号処理アルゴリズムを開発したメルティンは、多彩な生体信号を高精度かつリアルタイムで解析することが可能にしました。
メルティンコア技術01

ロボット機構制御技術

モーターを遠隔配置したワイヤー干渉駆動機構により、軽量、高速、高トルクな手指動作を実現しました。
各関節に軸を持たない滑り軸受け機構により、横方向の力に対して脱臼後、自己回復する。これらの機構により、人の動きを再現しただけではなく、従来にない柔らかさを持つロボットハンドを実現しております。
メルティンコア技術02

身体と機械との融合

粕谷さんは、ロボットとは人の外にあって人が使う機械で人そのものは変化しておらず、サイボーグとは人と技術が融合することで人自体が変化する、生体信号を利用することで機会を人の手のように動かすことができたり、生体信号を送って脚の機能などを回復させることであり、その人と機械を融合させるサイボーグ技術で、身体的制約を突破したいとの未来を描いております。

プロトタイプ MELTANT α の特徴

2018年3月12日に発表された生体模倣構造をしたプロトタイプMELTANTαの特徴です。

リアルタイム性

操作者の入力に反応するまでの時間は約0.02秒。この動作速度であれば、人がもっとも素早く手指を動かした際の動きを十分に追従することが可能で、、MELTANT-αは、人の手の動作速度を実用レベルで再現可能な、唯一のロボットハンドを持ってます。

パワー

人の手の機構を模倣したワイヤー駆動による制御機構により、MELTANT-αは、片手でも500ミリリットルペットボトル飲料を振り回したり、4キログラム以上の物体を支えたりできるなどの強力な動作が可能です。さらにこの技術はアクチュエータ(駆動装置)に依存しないため、油圧など他のアクチュエータと組み合わせることが可能です。

繊細な動き

従来の技術ではワイヤー駆動は制御が難しく、人の手のような繊細な動きを再現することは困難だった。しかしMELTANT-αは、独自の制御アルゴリズムによって、卵を割らずに持ち、花びらをそっとつまむようなしなやかな動作を行うことが可能です。

耐久性

MELTANT-αは、独自の駆動メカニズムによって、アクチュエータ負荷を分散。万が一の故障の際も、他の正常なアクチュエータで動作を補うことがきるロバスト性(影響を最小限に抑える仕組み)を持つ。また、伸縮性を持つ高分子系ワイヤを採用したことで、耐衝撃性能も高いのです。

遠隔操作性

情報を送信するアルゴリズムを最適化することで、ボストンから日本のデータサーバを経由し、アブダビにあるロボットハンドを、遅延ストレスを感じさせることなく動作させることに成功してます。

パフティクス(触覚技術)

モノをさわった時に感じる反力感覚である「力覚」は、手を使って作業を行う際に、その力加減を決定する上で重要な情報をもたらしてくれます。MELTANT-αは、この「力覚」を操作者にフィードバックする機能を実装しており、現在は圧力のフィードバックが実現可能であり、質感も視野に入れています。

今後

今回調達した資金を開発に充てて、2020年までに量産モデルを完成させ、2021年に遠隔操作ができるロボットシステムを実用化する計画。2023年にはあらゆる環境で遠隔操作ができるようにする目標です。

SBI北尾さんより

この製品に関して最初からアメリカのマーケットに入り込むことが非常に重要で、日本だけの需要だけで量産台数もあまり伸びにくいと価格面にも響いてきますので、グローバルな需要を感知すべきと思います。

ですので、グローバル・ストラテジスト(マーケティングの世界戦略)に強い人を入れないといけないと思いますと。

粕谷さんも当初から北尾さんと同じ考えを持ってることをお話しされ、北尾さんも安心されておりました。

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最後に

遠隔操作で宇宙・深海・危険地帯でのロボットによる細かい手作業がいよいよ現実化することを想像させるMELTANT α のデモンストレーション動画が2018年10月17日にアップされました。

すごいのでみてみて下さい。

わたしが一番期待している深海での利用、特に日本の海底資源採掘に関しては水圧に耐えられる耐久性と通信の問題が今後の課題と思います。

粕谷さんは”中長期的にはサイボーグがインフラとなり、体を動かせなくても不自由を感じずに動かせる時代が来る”との見方を示しており、実用化をにらみ、産業利用を促進するために大企業などと組んで”国際サイボーグ推進委員会”を立ち上げるほか、倫理観について話し合う”国際サイボーグ倫理委員会”を設立することも示してます。

ほんとうにすごい会社ですね。動画をみるだけでホントわくわくします。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK