ふるさと納税で予算が圧迫されつつある自治体はふるさと納税を寄付してるあなたの自治体かも⁉

梨

2018年6月2日、ふとみたNHK「首都圏情報ネタドリ!」の再放送は”お得”だけで、いいの?10年目のふるさと納税。というテーマでした。


わたしはふるさと納税に全く興味がなく、身近に感じておりませんでしたので、ふるさと納税って地方自治体が寄付を受け、特産品などを返礼品としてアピールできる”お得感”があふれ、地方が頑張れる制度でいいんんじゃないのと思ってましたが、その認識は単純すぎて、あまかったことを知りました。

ふるさと納税制度10年間、首都圏の自治体が無視できないくらいの打撃を受けてきているのです。
今回の放送では打撃を受けてる自治体の話は東京都の世田谷区、千葉県白井市の例が挙げられてます。

ここでは、打撃を受けてる自治体と返礼品でアピールせざるを得ない自治体がありましたので、ご紹介させていただきます。
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ふるさと納税の明暗

打撃を受けてる首都圏の自治体

東京都世田谷区

住民が他の自治体に寄付をすることで税収が減少、2016年が16億5千万円、2017年が31億円となっており、影響で老朽化した校舎の修繕費用への懸念などが大きくなってきています。

ちなみに、2016年は2015年に世田谷区内で2万4345人がふるさと納税を利用して、43億6388万円の寄付をした結果、27億5553万円の控除額、そのうち東京都税分が11億211万円で、世田谷区税分が16億5342万円です。

世田谷区長は「地方や自分のふるさと、被災地などを応援できるたいへん意義のある制度だが、1自治体から30億円といった規模で区民税の減収が発生するところまできてしまうと、これはやはり是正の必要がある」と話されてます。

千葉県白井市

税額控除が最初は数着万、1千万、2千万、4千万、7千万と一気に上がってるとのこと。道路の修繕を見送りました。

住民サービスへの影響も懸念されています。

返礼品でアピールせざるを得ない自治体

長野県安曇野市

当初返礼品が野菜や米の時は寄付額が多い時でも500万程でした。3年前から新たにパソコンをメイド・イン・安曇野として返礼品として追加したところ、寄付額は8億円を超えました。

総務省の通知ではふるさと納税の返礼品は地元の特産品と求められてますが、法的な拘束力はありませんし、メイド・イン・安曇野ということでアピールできています。転売防止措置もやってます。

実は、安曇野市は人口減少にて6年後には5億円の減収見込みです。コミュニティバスや乗り合いタクシーなどの運営などインフラの予算不足の状況になることがみえてますので、市民が生活をしていく基盤を保つためには、財源を確保しないといけません。

背に腹は代えられないということです。

また、地元でのパソコン製造数が増えると雇用も増えるという考えもあり、ふるさと納税の趣旨に合致してますしね。

安曇野市

返礼品なしでの寄付の例

文京区では”経済的に苦しい家庭のこども支援”として返礼品なしで8,000万円以上の寄付が集まってます。

“経済的に苦しい家庭のこども支援”ととは貧困世帯に暮らす1000人以上のこどもたちに無料で食品を配る「こども宅食」です。

返礼品なしで8,000万の寄付が集まった理由として、文京区長は「返礼品でふるさと納税を集めようとすることを苦々しく思っていた国民の方たちたくさんいたということです」「政策目的を決めて寄付を募ることで」と話されてました。

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最後に

安曇野市も文京区もそれぞれのやり方でアピールで寄付を集めて、結局はそれぞれの住民のために利用しているのですから、その事をとやかくいうことは全くないと思います。

また、ふるさと納税のメリットを利用することを目的とした寄付している方も全く問題ないですよね。

黒毛和牛のステーキ

ふるさと納税を案内している記事を拝読させていただきましたが、BEST10、11自治体の返礼品還元率は50%以上になってます。
確か、2017年9月に返礼品の調達価格の割合を寄付金額の3割以下にすることと、総務省が通知してるはずですが・・・

調達価格ではなく市場価格で還元率を計算してるから高いのですね、きっと。

2018年ふるさと納税還元率BEST10

出典:ふるさと納税ナビ

 

「首都圏情報ネタドリ!」の今回のテーマ、”お得”だけで、いいの?10年目のふるさと納税”とありますが、わたしはそこが問題ではないと思ってます。

特に地方自治体の競争力をアップさせるにはふるさと納税はいい政策ではないかと思います。

しかし、控除率が・・・。2015年度に住民税所得割額の10%から20%へと、特例控除額の上限の引き上げが行なわれてますが、そもそも、そこがおかしいのでは?

寄付する方に手厚過ぎてます。

また、わたしは品川区民ですが、品川区財政課の下記に賛成ですね。

品川区は国が進める“税源偏在是正”に反対しています

地方自治体間に生じている税源の偏在を是正するため、国は、地方財源である法人住民税の一部を国税化し、交付税の原資とするなど、地方税を地方自治体の財源調整に用いる動きを進めています。

しかし、地方自治体の必要財源は、国が責任を持って確保すべきであり、地方税の国税化による再配分は地方税の根本原則を歪めるものと言わざるを得ません。特別区は、国が進める税源偏在是正の動きに対し、様々な場面で特別区の考えを訴えています。

国は、東京一極集中の傾向が加速しているとして、「地方創生」を実現するという大義名分のもと、都市と地方の税源の偏在の是正を進めており、既に行われた地方税の一部国税化に加え、消費税率10%段階において国税化を拡大する法改正をしています。

また、近年では、ふるさと納税制度や地方消費税の都道府県間における清算基準の見直しなど、都市部の税収を吸い上げて地方に配分するような動きが加速しています。

平成30年度税制改正に向け、国において地方消費税の清算基準の見直しに関する検討がなされる中で、本来の制度の趣旨を歪め、「税源の偏在是正」の議論にすりかえようとしていることについて、都、区市町村への影響や主張を広く区民の皆様へお知らせいたします。

引用:品川区ホームページより

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ABOUTこの記事をかいた人

CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK