イギリス原発建設、日立製製作所2兆円融資受け合意見込み。日立会長が強気交渉の理由とは。

ユーロスター

2018年5月17日、読売新聞オンラインで日立製作所がイギリスから2兆円超の融資を受けて原発建設の合意に至る見通しになりました。

日立製作所が計画している英国での原子力発電所の建設事業を巡り、日立と英国政府の協議が週内にも決着し、早ければ月内に合意する見通しとなった。

 関係筋が明らかにした。総事業費は3兆円超で、英国側が2兆円超を融資する異例の支援体制を取る。日立は公的な支援を強く求めており、原発推進にかじを切る英国が日立側に譲歩する形となる。

 日立が計画しているのは、グレートブリテン島中西部のアングルシー島にある原発2基で、2020年代前半の運転開始を目指す。週内にも英国政府と合意文書を交わし、今月末の取締役会で事業計画を正式決定する方向だ。英国政府も、同時期に発表するとみられる。

アングルシー島

引用:YOMIURI ONLNEより

TBS NEWSで日立の中西会長が2018年5月3日にイギリスのメイ首相と詰めの協議、5月10日に日立製作所はイギリスの市場価格のおよそ1.6倍で電力買い取りを要求、5月14日には35年にわたっての要求していることが明らかになったと報道されてましたので、交渉が不調に終わり計画が白紙になることにならないか心配しておりました。

一方で2兆円の融資提案もしていたことの方でいい方向に向かっており少し安心しました。

2015年に中国国家主席習近平(63)と前首相キャメロンの間で結ばれた合意していたはずだが、なぜメイ首相に日立会長が結構強気?その理由を調べてみました。

 

<Sponserd Link>



日立会長が強気では、その理由をひも解く

イギリスは30年以上原発新設凍結

イギリスが北海油田の開発が進んだことで、1995年に原発新設は凍結していました。しかし、北海油田の産出が減り、天然ガス・石油の価格高騰やEUの温室効果ガスの排出規制強化があり、2008年に原発新設に向かうこととなりました。

日本での福島原発事故後でもイギリスには、日本のような地震も津波もないく、エネルギー価格の上昇や温暖化リスクの方が事故より重大という根拠で原発新設を進める方向性はかわらなかった。しかし、30年にわたり原発新設を凍結していた影響で原発技術は廃れ、数兆円に上る資金も技術も、外国に頼らざるを得なかったのです。

中国出資原発の見通しがつかず

ヒンクリーポイントC(CGNが約7,900億円出資)はイギリスにとって、1995年に運転を開始したサイズウェルB以来、四半世紀ぶりに新設する原発となるはずだった。計画では、世界最大の原発メーカーである仏アレバ社製の出力170万キロワット級EPR(欧州加圧水型原子炉)を2基建設することになっていました。

しかし、最新鋭の「3.5世代」原子炉と呼ばれるアレバ社製EPRは、フィンランドのオルキルオト原発やフランスのフラマンビル原発で建設中にもかかわらず、設計の不具合や部品供給の遅れなどを理由に着工から9~11年を経ても完成していない。このためアレバ社は巨額の赤字に転落。

そのことがきっかけ(?)でメイ首相は事業の先行きに不透明感が強いとして2016年7月に英国政府が突然プロジェクトを延期しました。

イギリス メイ首相

上記の(?)への注釈ですが、本当のところは原発新設計画への中国の関与の危険性のようです。

 

計画上お尻が決まってる

イギリス政府は2026年までに石炭火力発電所をすべて閉鎖し、主に主に高効率のガス火力発電に切り替え、原子力エネルギーと再生可能エネルギーも組み合わせたものに置き換えていくと発表してます。

電力不足とならないように計画を進めなくてはいけないのです。

イギリス原発新設候補地

出典:

<Sponserd Link>



最後に

おおまかに日立の会長が強気に交渉している理由が3つありました。

この木なんの木、気になる木 日立製作所

しかし、下記の通り、イギリス政府は高価格の電力買い取りで国民の負荷が増大することに対しては譲歩できないところが大きいので、この後の最終交渉までどうなるか目が離せない状況ですね。

イギリス政府が借り入れの全額を保証する支援策を提示した背景には、政府が全面的にリスクを引き受けない限り、民間企業による原発建設が進まない現実がある。一方で日立が求める高価格での電力買い取りには英国世論の反発が強く、比較的ハードルの低い支援策で日本側の合意を引き出す思惑もありそうだ。

引用:毎日新聞より

わたしはEUを離脱することが決まったイギリスとTPPに加盟国を増やしていきたい日本と高速鉄道だけでなく原発でもうまくやっていってほしいと思ってます。

<Sponserd Link>


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK