TPP11、米トランプ大統領復帰検討。中間選挙がある今年、日本は上手く交渉を

TPP11

アメリカのトランプ大統領が就任直後に表明した環太平洋連携協定(TPP)の永久離脱。今年にはいって一転、2018年1月26日のスイスで開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)での演説で復帰の可能性を示唆しました。

ただし、アメリカにとって良い協定なら復帰してもという話。さらに、2国間交渉の方がもっといいということも付け加えてます。

アメリカ離脱後、TPP参加11カ国はアメリカの強い要求で盛り込まれた一部の項目を凍結して今年3月チリでの調印をめざして動いております。

トランプ大統領の発言は11月に中間選挙を見据えたアメリカ国民向けのものであるのは明白です。

アメリカが一度離脱したことで、日本を含む11か国はアメリカとの交渉がやりやすくなってると思います。この状況になることは政府は読めていたと思います。

今後の交渉をわかりやすく追っかけていけるように、TPP11を少し確認しておきたいと思います。

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TPP11とアメリカ中間選挙

TPP参加11か国とGDP(2016年IMF統計)

アジア
・シンガポール 2,969億ドル(38位)・560万人
・ブルネイ 113億ドル(127位)・人口42万人
・ベトナム 2,013億ドル(48位)・人口9,270万人
・マレーシア 2,965億ドル(39位)・人口3,187万人
・日本 4兆9,365億ドル(3位)・人口1億2,699万人
オセアニア
・ニュージーランド 1,817億ドル(53位)・人口469万人
・オーストラリア 1兆2,616億ドル(13位)・人口2,412万人
北米
・カナダ 1兆5,297億ドル(10位)・人口3,628万人
南米
・チリ 2,470億ドル(43位)・人口1,791万人
・ペルー  1,952億ドル(50位)・人口3,177万人
・メキシコ  1兆1,469億ドル(15位)・人口1億2,754万人

TPP11ヶ国のGDP合計が10兆2,046億ドル・人口4億9,989人になります。

ちなみに、アメリカが18兆6,244億ドル(1位)・人口3億2,312万人で、中国 11兆2,321億ドル(2位)・人口13億7,866万人です。

TPP11では中国包囲網をし敷くのは厳しいですが、11ヶ国で関税撤廃や削減で貿易を行うことはアメリカにとって痛手となるのではないかと考えさせることはできてると思います。

TPP11の政府試算の経済効果

日本政府は貿易や投資の拡大で、日本経済の生産性が向上することにより、新たにおよそ46万人の雇用が生まれ、GDP=国内総生産をおよそ8兆円の効果がある試算を昨年末に公表しました。

アメリカが参加した場合より4割減ということなので、参加していたら13兆円余りの効果があったというこということですね。

アメリカ中間選挙の影響

トランプ大統領の支持率は、ダウ平均が史上最高をマークしても一向に上がらず、むしろ40%を切る状態がずっと続いています。経済指標の良さが支持に結びついていません。

そうすると、中間選挙を見据え、もうそろそろトランプ大統領は「強いアメリカを」的な吠えにギアをいれてくるのではないかとポリポリ (・・*)ゞ

今回の中間選挙は上院の共和党8議席(ちなみに民主党25議席)を守ればいいので共和党に圧倒的有利なはずですが、敗れることがあるとトランプ政権は今後非常に厳しい状況なります。

トランプ大統領は自身の共和党支持者への訴えかけの力が失われてきた兆しがあることもわかってると思います。ですので、自動車など工業品産業以外の支持者だけでなく農業水産物産業より多くの支持を得ないといけないという表れのひとつとしてTPP復帰示唆ではないかと思われます。

トランプ大統領
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最後に

日本政府は、自国のより大きい経済効果や中国包囲網の為に、アメリカにTPPに参加してもらいたいのはやまやまだと思います。

トランプ大統領のTPP離脱表明→復帰示唆は日本にとってよい流れになってきてると思います。

日本政府医薬品の知的所有権保護を巡るルールなど、オバマ政権時のアメリカの要求によりTPPで合意した凍結した20項目以上を出来る限りいい条件での解凍の交渉できる土台ができつつありますので。

が、まずは、TPP11でも経済効果の試算はできてますので、3月に11ヶ国での正式調印にこぎつけることが大切ですね。当面はカナダが、自国の文化を保護するための例外措置が認められていないことなどの理由から正式合意に難色を示しているので、説得しないとですね。

また、国内の農林水産業への影響については、TPPで主要33品目の生産額が最大でおよそ1500億円減少するとしています。試算した農林水産省は、価格の低下の影響で農林水産業の生産額は減少するものの、政府の対策によって生産量は維持され、農家の所得も確保されると説明しているということです。

この説明を手放しで信じられれば、TPPを素直に受け入れられるはずなのですが、当人となるとなかなか難しいですよね。

とは言いながらも、TPPが必要な時代となってきているとわたしは感じます。

 

稲

 

 

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK