DNAスイッチを変える薬で末期の肺がん患者の3割が改善、さらに腫瘍消滅もってすごっ!!

がんのDNAスイッチをONにする薬

2019年7月15日、NHK「シリーズ 人体Ⅱ 遺伝子 特別版 第2集『“DNAスイッチ”が運命を変える』」で非常に興味深い情報がありました。

世界屈指の医学部を有するアメリカ最難関大学の一つであるアメリカのジョンズホプキンズ大学で、DNAに直接作用する新たな薬を開発DNAのスイッチを変える薬の臨床試験を行っており、臨床試験で結果が驚きなのです。

スイッチ

出典:NHK

驚きの結果を紹介します。
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DNAスイッチのON/OFFによって天国と地獄に分かれる

がんを抑える遺伝子スイッチがONの場合とOFFの場合

ONの場合、遺伝子の上をRNAポミレラーゼ(読み取り機のようなもの)が走ることによって設計図が読み取られます。

その設計図の情報を元にリボゾーム(物質を作る製造機のよなもの)ががんを抑える物質を作っています。

OFFの場合は、体内の辺り一面に存在するDNAメチル化酵素が遺伝子に磁石のような役目の粒々をくっつけていきます。

その粒々が周りにある物質を引き寄せられていき、引き寄せられた物質同士がくっついて、がんを抑える遺伝子がくちゃくちゃぶ折りたたまれてしまいます。

RNAポミレラーゼは設計図を読み取れないため、リボゾームはがんを抑える物質を作ることができないため、がんの増殖を抑えることが出来ないのです。

DNAが折りたたまれていないのがスイッチONの状態、折りたたまれた状態がOFFの状態なんです。

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薬によってDNAスイッチを変える臨床試験

世界屈指の医学部を有するアメリカ最難関大学の一つであるアメリカのジョンズホプキンズ大学では、DNAに直接作用する新たな薬を開発。従来の治療法では効果の見られない重い肺がん患者に45人投与する臨床試験を行いました。

この薬をがん細胞に与えると、働かなくなっている遺伝子がONに戻ります。

どうやって戻るのか。

薬は体内でがんを抑える物質を作る遺伝子に向かい、その中に取り込まれます。

そして、DNAメチル化酵素が来ても、その働きを抑え込むので、折りたたまれず、正常な状態を保てるので、遺伝子の上をの設計図をRNAポミレラーゼが読み取り、リボゾームががんを抑える物質を作ることができるはずなののです。

これまでの試験で、末期の肺がん患者45名が臨床試験受けて、およそ3割の患者に効果がみられ、

余命数ヶ月の男性の臨床を受ける前のがん

出典:NHK

その中には腫瘍が完全になくなった方もいらっしゃるそうです。

臨床試験を受けて8ヶ月後

出典:NHK

実際に8ヶ月後に腫瘍がほとんど消えた方のレントゲン写真もあります。
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最後に

日本でもすでに治療薬として承認されているアザシチジンは、まず白血病(血液のがん)の一種とされる骨髄異形成症候群という病気で効果が認められています。

小児がんの多くは、がんを抑える遺伝子のスイッチがなぜかOFFになっていることが分かってきたので、大阪市立総合医療センターや国立がんセンターなどが中心に、2018年10月からおよそ3年かけてそのスイッチをONに戻す薬(デシタビン)の臨床試験を行っています。

アメリカ国立がん研究所の小林久隆主任研究員の光免疫療法、本庶佑先生のノーベル賞受賞のPD-1を阻害するがん免疫療法などがん治療はここ数年でさらなる進歩がみられるでしょう。

また、DNAスイッチを変化させることは食事や運動でもできるということです。

スペインの大学の実験で、オリーブオイルやナッツを食べ続けることで、メタボの予防にかかわるスイッチが変化していることがわかりました。

ここ数年でがんにならなければ、がんでも助かる可能性が高くなるはずです。

ここ数年を凌ぐために、当面は食事と運動でDNAスイッチをいい方向に向けておくべき努力をした方が賢明と思います。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK