米大統領(2012年オバマ)が紹介したがん細胞を破壊する光免疫療法が日本で患者登録開始。ここまで来た!

北尾さんと虎石さん

2019年8月10日、17日の「この国の行く末2」は楽天メディカル社(本社:米国カリフォルニア州 サンマテオ)の博士号をもつ虎石貴博さんでした。

楽天メディカル社、2019年8月2日、楽天から1億ドルの追加出資を受け、がん治療の革新に向け、光免疫療法をがん患者さんへ届けるための販売体制等の準備を進めて行く会社で、その最高執行責任者(COO)です。

光免疫療法、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑博士が第4のがん治療と言われてますが、第5のがん治療と言われており、オバマ大統領が2012年の一般教書演説で「米政府の研究費によって、癌細胞だけを殺す新しい治療法が実現しそうだ」と紹介した治療法は、2018年7月9日の記事「実用化まで2~3年!IR700が近赤外線で化学反応し、がん細胞を破壊する光免疫療法」で紹介しましたが、楽天の会長兼社長の三木谷さんが相当力を入れてる事業。

この番組内の虎石さんの話で、がん光免疫療法がどこまで実用化されているのか、楽天と光免疫療法のつながりがわかる内容になってますので紹介したいいと思います。

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光免疫療法にIT企業楽天が出資することで、ここまで来ている

光免疫療法とは、 概要

光免疫療法は、抗体によりがん細胞を選択的に標的化し、レーザーによってがん細胞を速やかに壊死させる治療法です。

これは、生物学と物理学の双方のメカニズムを組み合わせた革新的な方法。

がん細胞を正確かつ迅速に壊死させる一方で、正常組織にはわずかな影響しか及ぼさないのです。

もう少し詳しく知りたい場合は下記動画をご覧ください。

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近づく実用化、日本での現状

がん特異抗体と近赤外線に反応する色素を組み合わせた近赤外線免疫療法が大注目されており、現在再発頭頸部扁平上皮癌患者を対象に国際フェーズ3臨床試験が始まっており、日本でも患者登録が開始されてます。

投与開始後、数日で効果があるといわれる近赤外線免疫療法の実用化まで、そう遠くないでしょう。

2018年12月に、国際第3フェーズ試験(LUZERA-301)が開始された。対象は、進行性・再発頭頸部扁平上皮癌患者275名で、日本でも、約10施設がこの治験に参加しています。

2019年8月1日現在、国立がん研究センター東病院が治験者を募集中。

日米で、頭頸部扁平上皮癌だけでなく、食道がん患者に対する第1、2フェーズ試験も開始。

8月1日現在、国立がん研究センター東病院が治験者を募集しています。

2019年4月に、光免疫療法で使用する薬品”ASP-1929”が、厚生労働省の先駆け審査指定制度の対象方法に認定され、光免疫療法の認可を促進させる体制も整いつつあります。

この治療法は、副作用が少なく再発の心配がない。

また、どんながんにも使え、何度でも治療でき、治療費も安いなど多くの画期的な特徴を持つとされる。このため、世界中から注視される夢のがん治療法なのです。

現在、第3フェーズの結果発表を待ってる状況です。

引用:Livedoor NEWS (2019年8月2日 財経新聞)

 

なぜ、楽天の会長兼社長の三木谷さんが力を入れてるのか?

2012年に三木谷さんのお父さんに膵臓(すいぞう)がんが見つかり、「治療が難しく、残された時間は長くない」という診断を受けました。

世界中の大学や病院を回り、様々な化学療法、放射線治療などの可能性を探っていた時、友人の新保さんからいとこの小林久隆さんという方が米国立保健研究所(NIH)で、光でがんを治す研究をしているという話でした。「光でがん?うさんくさい話だな。そんなんじゃ治らないだろう」。最初はそう思いました。

2013年4月に小林さんに会い、その時は、まだまだ早期の技術という話でしたが、私は直感的にも論理的に考えてもうまくいくと思いました。

物理的にがん細胞を爆発させているところが従来の化学療法や放射線治療、手術とは全く違う。新しい手法の確立で、かなり有効な局所治療の一つになると思いました。

小林さんから治験のための資金が集まらないと聞き、最初に会ってから約1週間後には、個人として数億円の支援を決めました。

引用:朝日新聞デジタル

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最後に

虎石さんが医療業界に疑問を感じることで、「競争とか言ってる場合じゃないですよね」「競争、競合という概念があることによって開発費がもっと嵩んで、薬の値段に転嫁されることを望んではいない」「一致団結できる部分はあるよね」と言う話がありました。

まさに、そうだと思います。医療業界だけの話ではなく、多くの業界で国際競争を見据えた国内での協調が必要なんです。

資本主義、自由市場の限界が世界の各分野で表面化されつつあることがわかっているはずですが、あまりに縦割り社会だった日本の組織はシフトチェンジがなかなか進まなくて、他国に追いつかれ、追い抜かれていってるのが現状ではないかと思います。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK