イモトアヤコが阿部寛主演「下町ロケット」のリーダー役で開発する自動運転トラクターって?

トラクター

2018年10月14日(日)、TBSの日曜劇場枠で新シリーズの「下町ロケット」がはじまります。

原作池井戸潤さんの「下町ロケット ゴースト」・「下町ロケット ヤタガラス」がドラマ化されたもので、今回は宇宙(そら)から大地へといことで、順天頂衛星ヤタガラスによりGPSの精度が飛躍的に上ることで可能になった農業用トラクターの自動運転の開発に挑む大田区の町工場佃製作所の語です。

佃製作所の団結力と、本質を見失わないで他社まで巻き込めんでいける佃社長の強さには勇気を頂けます。池井戸潤さん作品の醍醐味ですね。

原作を読み終えましたが、今回のドラマ「下町ロケット」のイモトさん役は天才エンジニアで自動運転トラクターのトランスミッション開発者なんですが、そのイモトさん演じる島津裕にも勇気を頂けそうです。

ということで、今回の「下町ロケット」をみる前に、イモトさん役の島津裕のことと、自動運転トラクターなど農業ICTの背景や現状について少し頭に入ってると尚おもしろさが増すので、簡単に記事にしたいと思います。

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「下町ロケット」(ゴースト・ヤタガラス版)のおもしろさが増し増しになるので知っててほしい

20年前から農業ICTの基盤整備を行ってきた岩見沢市の例

原作「下町ロケット ヤタガラス」では北見沢市という市の名前の場所で現職総理大臣を迎えて無人農業ロボットの実演を行う話が出てきてます。

そのくらい、北海道岩見沢市は早くから行政が農業ICTに力を入れており、日本で一番先に進んでると言って過言ではありません。岩見沢市の農業ICTの取り組みを知れば、日本の農業の現状もわかりますので、ご紹介します。

岩見沢市の農業の現状と課題
農家戸数が減っていく反面、経営耕地面積は、ほとんど変わらないため、一戸当たりの経営面積が大きくなっています。また、農業従事者の高齢化も年々進み、農業の持続性確保が懸念されています。
この状況に対応するためには、広い農地を少ない人数で適切に管理する手法の確立をはじめ、新たな担い手の確保のために、熟練農家の技術や知識、つまり〝匠の技〞の継承が必要となっています。

ICTを活用した農業
こうした農業が抱えるさまざまな課題解決に期待されるのがICTの活用です。
市は、基幹産業である農業の振興と産業活性化を目指し、気象データを活用した農業気象システムなどのICT技術の導入や、トラクターの自動操舵や完全自動走行などのロボット技術の導入に向けたプロジェクトを進めており、市内の約140人の農家で構成された〝いわみざわ地域ICT農業利活用研究会〞や北海道大学大学院農学研究院、いわみざわ農業協同組合など関係機関と一緒に取り組んでいます。
その取り組みが、〝農業気象システム〞や〝高精度位置情報を活用した農作業〞などの利活用システムです。
この利活用システムは、年々導入する農家の方が増えるなど、農業の課題を解決するためにとても有効であるということが、地域全体に浸透してきています。

未来の農業のために
将来にわたり岩見沢市の農業を持続的に発展させるためには、日々進歩するICTやロボット技術の活用が不可欠です。
市は現在、農林水産省や内閣府のプロジェクト指定のもと、農家の方々に協力いただき、北海道大学や関係機関と連携して、トラクターの完全自動走行の実証やドローンでの作物の生育状況分析など、ICTを活用して熟練農家の〝匠の技〞を継承し、農業における課題の解決を促進する取り組みを進めています。
未来につなぐ〝強い いわみざわ農業〞の実現を目指し、ICT農業による農業経営の安定や農業所得の向上に向け、さらに力強く進めていきます。

・農業気象システム
市内13 カ所に設置した気象観測装置により各種気象情報を収集、蓄積し、それらの膨大なデータを解析して生育予測や病害予測などの情報を利用者に提供

・高精度位置情報を活用した農作業
GPS(全地球測位システム)と市内3 カ所に設置したGPS 補正用基地局の情報を組み合わせ、誤差数cmの高精度な位置情報の活用と、トラクターのハンドル操作を支援する〝自動操舵機能〟による農作業の効率化・省力化

引用:マイ広報いわみざわより

動画でも同じような内容が紹介されてます。

岩見沢市は平成25年度の予算でGPS補正基地局を2基設置し、現在3基で運用してます。

今回の「下町ロケット」は順天頂衛生ヤタガラスでGPSの高精度測位ができる前提で物語が進んでますが、その前に岩見沢市は高精度測位取り組んでるすごい市なのです。

順天頂衛生みちびきについては以前衛星4機で日本版GPS本格稼働へ 方向音痴にいい話になるかもで少しわかりやすく記事を書いてますので、もしよろしければご参考までにご覧頂ければと思います。

イモトさん演じる原作の島津裕とは

自動車メーカーの工場で働いていた仕事熱心でクルマいじりが趣味の父親によってエンジニアリングの世界の奥深さに島津は知的好奇心を刺激されて育ってきました。

大学で最先端機械工学を学び、修士号をとり、自動車メーカーではなく帝国重工のトランスミッション部門は成長する余地があるから彼女の能力が求められてるという教授の言葉に可能性を感じ、帝国重工に入社します。しかし、帝国重工のトランスミッションは他の大手に比べると、古くて性能面で劣っていました。

島津は入社直後から新たな思想の車両用トランスミッション開発提案をどんどん行いました。

島津の優れた設計は帝国重工に入社した多くの優秀な技術者の中でもひと際異彩を放つ存在であったため、島津は天才と言われるようになりますが、先輩技術者の設計を平然と否定したり、古いと断言したりするので、次第に周囲からやっかみ半分で疎まれる存在になっていきました。

5年後、島津は今ままでの形式の違うトランスミッション開発の集大成として企画書を提出し、常務以下役職者が集まった重要会議で今までの古いトランスミッションを否定してしまいます。プライドが高い常務以下は自分たちの実績を否定されてると怒り狂い、その結果、島津は開発部門を外され総務に異動となります。

そこで、社長である伊丹(伊丹も帝国重工という組織の中で苦しんでいた)とちょうど出会い、誘われて副社長として”ギアゴースト”という新会社を立ち上げます。

ギアゴーストは順調に年商100億の会社となっていたが、トランスミッションの特許問題である会社に訴訟を起こされることになります。ちょうど、その時に佃製作所はギアゴーストにトラクターのバルブを採用してもらった時でした。

その後、訴訟問題は佃製作所と神谷弁護士の協力もあり解決しますが、信じていた伊丹の裏切りにより島津は失意の中、ギアゴーストを退職します。

島津裕の後半での発言

「下町ロケット」の後半の島津のことを書くと、ネタバレしすぎるんで、少し想像ができるくらいで島津の発言をピックアップしますね。

その1、
「あんた、そんな奴だっけ?」「自分が信じてきた社員をさ、そんな風に簡単に見切るなんて。変わったね、伊丹くん」

その2、
「まだ、テストも十分にできてないトラクターを農家の人たちに使わせるつもり?」鋭さを秘めたひと言・・・・、いつもの人なつこい島津ではなく、妥協を許さない技術者の顔だ。
「このトランスミッションに決定的に欠けているのは、テスト走行の総時間だよ。」「中途半端なものを出したら終わるよ」有無を言わせぬ剣幕で島津が言う。

その3、
「無人で動くロボットも刻々と情報を入れてくるICT技術も、使う人があってこそ有意義なものになります。米作りのために本当に必要な手順や知識は、実は殿村さん、あなたの中にあるんです。あなたには他の農家にはできない、優れた米づくりのノウハウがあります。でも、それをあなたひとりのものしていては、米づくりの未来は拓けません」

今回のドラマ「下町ロケット」のキーマンらしい発言(セリフ)ですよね。

イメージがぴったりなイモトさんがキャストされたのはわかります。

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最後に

イモトさん、もう、32歳だったんですね。

数年後は「イッテQ」の登山など超厳しい企画は、この先もずっと続けられることではないので、好感度が高い今のうちに、役者方面にシフトしていくためには、島津はイモトさんにイメージも重なるぴったりな役なので、存在感を示せるよう頑張ってほしいと思います。

実は、わたしは前職で農機メーカーの方から、トラクターの自動運転開発の話までは難しかったのですが、その手前のGPSを組み込んだ車載端末開発の話がありました。しかし、わたしが密にお付き合いしてる会社経由でしたので担当してましたが、途中で手柄取りの上司に担当を外されました。

って、遠からず、近からず、こんなことなんてあまり大きくない会社でもあるんですよね。。。

色々あったけど、今の自分の生き方に修正するように、しくまれた(?)運命だったんだなと、今は前向きに考えられるようになりました。

「下町ロケット」の不屈の闘志とプライドを持ち合わせる佃社長と周りのみなさんの凄さに感化されたところもあると思います。

10月14日の初回放送が楽しみです!

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK