「北斗の拳」原作者武論尊がケンシロウの7つのキズは最初はファッションだったと告白

「わが生涯に一片の悔いなし」と残して立ったまま死んでいったラオウ

2018年11月20日(火)21時、NHK BS「アナザーストーリーズ」で”「北斗の拳」がヒットするまでの道のり!”で、当然ですが、マンガ家原哲夫さんさんだけでなく、原作者武論尊さんの秘話も明かされてます。

ケンシロウが旅をしてる理由や7つのキズがある理由、人気の決定打となった2話目の老人を種もみの話の誕生秘話などがです。

また、武論尊さんが生み出すキャラクターにはある経験が深く影響していることもありましたので、ご紹介します。

ケンシロウの3人の兄

出典:NHK

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「北斗の拳」原作秘話

ケンシロウ、7つのキズがある理由や旅をしてる理由

武論尊さん、連載がはじまる時に胸にファッションとして7つのキズを付けておいてもらっただけだったのですが、後で重要な伏線として使うこととなります。

ケンシロウの胸の7つのキズ

出典:NHK

3話目か4話目で、ケンシロウはなぜ旅してるのか?という疑問が生じたそうです。

その時に初めて女性(ユリア)を追いかけることに。

7つのキズはユリアを奪われるときに付けられたことにしようと決まったそうです。

8話目でそのシーン。

7つのキズの理由のシーン

出典:NHK

ケンシロウがかつて最愛の女性を奪われ、その時に7つのキズを付けられたことがわかり、ケンシロウが旅を続ける目的が明らかなる重要なエピソードと。

連れ去られるユリア

出典:NHK

先の展開をあまり決めずに読者の反応をみながらストーリーを決めていくのは当時のジャンプのやり方だったそうです。

「あんまり先まで考えると、おもしろくなんですよ」「ある程度のアドリブ性が傑作を生む秘訣なので」と堀江さん。

以前、「ろんぶ~ん」の記事でご紹介しましたが、ジャパネットたかたとAKBがやってたPCDA戦略をジャンプは既にやっていたのですね。

2話目の老人と種もみの話の誕生秘話

1話目の完成作品で原作時に想像していたものよりも凄い出来上がりだったそうです。

原さんは凄く才能があると、負けじと必死になり、2話目に挑みます。

しかし、2話の1度目に考えた原作には老人と種もみの話はありませんでした。

では、老人と種もみの話はどんな話なのか簡単に。

ケンシロウは荒野で一人の老人と出会います。

 

第2話ー1

出典:NHK

老人が大切そうに持っていたのは種もみ、荒れ果てた世界に緑を取り戻そうとするかすかな光でした。

第2話ー2

出典:NHK

ケンシロウは「久しぶりに人間にあった気がする…」と呟きます。

第2話-3

出典:NHK

しかし、老人は略奪者の手によって殺されてしまいます。

第2話ー4

出典:NHK

ケンシロウの怒りが爆発します。

第2話ー5

出典:NHK

北斗神拳で老人の敵を討ちます。そして、老人の墓に種もみを手向けて、未来への希望を感じさせてこのエピソードは幕を綴じます。

第2話ー6

出典:NHK

当時の編集者の一人鈴木さんは「鳥肌が立つほどおもしろいと思った」「泣き、人間の情に訴える。老若男女も心にじ~んとくるいい話だった」と評価。

実は、編集の堀江さんは2話の1度目の原作を納得できず、既に原さんは絵を描いていましたが、武論尊さんに書き直しを求めて、搾り出したのが老人と種もみのエピソードだってのです。

武論尊さんの深みのあるセリフの理由

武論尊さんは、連載がはじまる前に、武論尊さんはポル・ポト政権が崩壊した直後のカンボジアを訪れました。

独裁政権の下で力を持たない者はいとも簡単に命を奪われていました。

独裁者ポル・ポト

出典:NHK

道端には無数の人骨をバブル景気に向かう日本では想像もできなかった世界のもう一つの現実を目の当たりにし、人生が変わったと。

カンボジアの無数の人骨

出典:NHK

この経験が武論尊さんが描く登場人物に繁栄され、セリフに深みを与えていくこととなります。

シュウ「今より輝こうとする子供たちの光を奪い去ることは許さん‼」

シュウはラオウとサウザーの面前で自身の両目を潰し、自らの光と引き換えに幼い頃のケンシロウを助命したケンシロウの恩人でした。

シュウのセリフ

出典:NHK

フドウ「悲しみを知らぬ男に勝利はないのだ‼」

ラオウの部下が放った巨大な矢を受けて瀕死の重傷を負い、最後はケンシロウに未来を託して息を引き取りますが、最期の言葉です。

フドウのセリフ

出典:NHK

レイ「おまえのためだけに死ぬ男がひとりぐらいいてもいい」

レイが命をかけて愛した女マミヤに言った言葉です。

マミヤのセリフ

出典:NHK

ラオウ「わが生涯に一片の悔いなし‼」

ケンシロウと最強の敵である兄ラオウとの闘いでケンシロウは紙一重で勝ち、敗れたラオウは膝を屈することなくこの言葉を残して立ったまま息をひきとります。

ラオウの最期のセリフ

出典:NHK

この言葉は武論尊さん自身が「北斗の拳」が最終話と思って残した自分の気持ちだったそうです。

そして、「北斗の拳」は多くの読者に語り継がれる伝説となりましした。

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最後に

また、武論尊さんが貧しい暮らしを抜け出すために入った航空自衛隊で本宮ひろしさんと出会い、意気投合。武論尊さんは7年後に退職後本宮さんのところに転がり込み、少しでも働くようにとマンガ原作者を紹介され、才能を発揮することになったということです。

その後に堀江さんと原さんと出会って、今の「北斗の拳」は誕生しなかったことを考えると、この本宮さんとの出会いは本当に運命的なものがありますよね。

本宮ひろしと武論尊

出典:NHK

また、武論尊さん自身で嘘つきとおっしゃってるくらいですが、嘘を描くことは経験と感受性の繊細さに加え開き直りが必要なのかもしれないと感じました。

「アナザーストーリーズ」で”「北斗の拳」がヒットするまでの道のり!”とてもおもしろい放送でした。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK