ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」はもやもやが残る。残念だが2話目視聴率ダウン、わかるかも・・・

最低生活費

2018年7月24日(火)21時~吉岡理帆さん主演のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」2話目をみていましたが、正直、もやもやとした気持ちが残ったままです。

2話目・3話目で前篇・後編なので、このもやもやした気持ちが次週7月31日の3話目後編ですっきりするのでしょうか?

実はわたしがもやもやしてる理由は2話で主人公がスッキリ解決できてないということではありません。

予告をみる限り、おそらく3話目に主人公が一生懸命になって、生活保護受給家族の気持ちに寄り添う形のスッキリした解決となると思います。

でも、もやもやは残りそうです。では何が?
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“もやもや”する訳

第2話

ドラマの詳細内容が長くなりますが、ご了承ください。

主人公義経えみる(吉岡理帆さん)が担当として訪問した生活保護受給者は、母子家庭の日下部家です。寝たきりの父親を介護する母・聡美(江口のりこさん)、バンド活動をする高校生の息子・欣也(吉村界人さん)、中学生の娘・リナの様子を見て、受給に関して特に何も問題はないと判断します。

しかし、昨年度の課税調査と本人確認の結果、欣也が寿司屋でバイトしていた収入分が未申告だったことがわかります。未申告だったため、その分は生活保護の不正受給とみなされ、ほぼ全バイト代29万円徴収しなければならないことになる旨を伝えます。

不正受給であることを伝えるえみる

出典:関西テレビ 不正受給であることを伝えるえみる

欣也のバイトに関しては、聡美も把握してなかった様子。ただでさえカツカツの生活のため、29万円などとても払えず、高校生のバイト代を申告しなければいけないことを“知らなかった”で押し通して見逃してくれないかと懇願してきます。

これに対してえみるは、悪質な申告漏れでなければ徴収は免除される、という生活保護法63条で大丈夫と気がしたため、「どうにかなるかもしれません」と安請け合いをして、聡美に期待をもたせてしまいます。

生活保護法第63条

出典:関西テレビ

区役所に帰り、上司の京極大輝(田中圭さん)に確認したところ、平成24年、厚生労働省より生活保護法78条を優先するという指導があって、以降、高校生のバイト代もきっちり税申告しなければ、生活保護の不正受給とみなされるようになったことを教えられ、ショックを受けます。が、さらに、半田(井浦新さん)から頭の痛くなることを。それは、欣也が今もバイトを続けているとしたら、29万どころではないのではということです。

えみるの先輩半田(井浦新)

出典:関西テレビ

欣也のバイト先の寿司屋に足を運ぶと、欣也の姿を発見します。
欣也は昨年度と同じペースで勤務を続けているため、徴収額は60万円にも及ぶことと自分自身が期待をもたせた安易な言葉をお詫びに日下部家に伺い、説明することに。

徴収は免除されるものだとすっかり信じ切っていた聡美と欣也は、免除されるどころか倍になるという話で逆ギレします。
聡美は欣也の部屋に入り、押し入れを開けます。すると音楽CDやスピーカーなどが大量に。聡美は欣也をバイト代で音楽に注ぎ込んでいた欣也の怒りは特に凄まじく、ギターを床に叩きつけて壊し、「バカで貧乏な人間は夢見るなってことかよ!」と怒りをぶちまけ、3話目に続くことになります。

親の自覚が?

生活保護の申請時、子どもの収入も申告しなければならないと説明を受け、確認書に欣也のサインもありましたので、一言で言うと母親聡美の管理責任不足ということでしょう。

確認書のサイン

出典:関西テレビ

欣也も両親の離婚で荒れてしまい、夢を追いかけたい気持ちはありますが、高校生にもなって生活保護をありがたく支給頂いてるという意識が足りないという気がします。その気持ちがあれば、きちんと申告しますし、その前にバイトをする前に親やケースワーカーに相談するべきだと思いますが・・・

きっと、夢を追いかけたいけど、どうしたらいいかわからない高校生の気持ちがわかってないのはわたしなんだと思いますが・・・

でも、特に第3話の母親聡美が主人公に「最初に大丈夫かもと言ったの義経さんですからね。60万円徴収されるんですよ」と言ってるのが、もやもやとします。

現実にケースワーカーが対応にこんなに時間を割けるの?

主人公のようなケースワーカーは世の中に一握りはいるかもしれませんが、実際は常に上(先輩や同僚)からサポートしてもらってるわけではないと思います。

各地方自治体はすでに人員不足に陥ってる状況で、管理職自身が管理・教育と実作業で余裕がないはずです。

上司である京極(田中圭)

出典:関西テレビ えみるの上司

こういった社会派ドラマは好きなんでが、新人や若手のまっすぐで一生懸命な仕事への情熱がいつもいい結果につながるのは数%あるかないかぐらいである現実的でないドラマと現実とのバランスに???と、もやもやしちゃいます。

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最後に

2040年には全国1800市区町村の半分の存続が難しくなるとの予測から、総務省では自治体戦略2040構想研究会(高齢化がピークを迎える2040年ごろの自治体行政の在り方を検討している総務省の研究会)が行われています。

今でさえも深くまで入り込んだサービスを提供できる自治体は多くないはすですし、また、働き方改革に沿わなくてはいけない流れの中で、このタイミングに新人公務員の情熱やガンバリで直面する問題を解決していくドラマが共感を得るとは思えないのです。

わたしは、吉岡里帆さんが”あざとい”イメージで数字がとれないというより、社会に対しての切り込み方があまりすっきりしないことで、今のところ、1話目より2話目の視聴率がさがったと思えるのです。

生活保護問題に関心があるターゲット層は吉岡さんをみたいためにドラマをみるという層ではないと思いますし。

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK