上川隆也さん主演「執事西園寺の名推理」は不寛容社会に必要なHHドラマ、寝ぼけ署長や新参者に通ずる

マドレーヌ

2018年4月13日(金)20時にテレビ東京で上川隆也さん主演の「執事西園寺の名推理」が放送開始しました。

上川さん演じる主人公西園寺は資産家伊集院家に仕える執事役で伊集院家の奥様である百合子から絶大な信頼をおかれております。また、同じ伊集院家のメイドや執事も西園寺の過去については知らないのですが、西園寺に一目置いて、逆らえないと感じる存在です。

わたしはこのドラマの第一話をみて、清々しい気分になりました。それは、推理して難事件解明するところ以上に伊集院百合子、西園寺一の人を思いやる心を感じたからです。

今の不寛容社会に対して必要なドラマの一つになると思い、どういったところでそう思ったのかを紹介したいと思います。
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「執事西園寺の名推理」はミステリー・エンターテインメントというよりハートフルヒューマン(HH)では

番組紹介

「執事西園寺の名推理」の番組紹介ではミステリー・エンターテインメントということで紹介されてます。

主人公・西園寺一は、「パーフェクトな執事」と言われる男。計り知れない能力と、完璧な心配りで、主人のいかなる望みにも応える“名匠”であり、絶対的な忠誠を貫く、現代の“騎士”です。そんな西園寺が仕えるのは、アフタヌーン・ティーがよく似合う、優雅で上品な“奥様”。好奇心旺盛で少しだけ天然キャラ、「守ってあげたい」オーラいっぱいの貴婦人。

西園寺は、当家の主人が亡くなる前からここに仕えており、奥様と深くて厚い信頼関係で結びついています。奥様の為なら、文字通りたとえ火の中、水の中、すべてを賭して尽くします。

そんな二人が、殺人事件に出くわします。事件に疑問を感じた奥様の意思を汲んで、西園寺は独自の捜査を始めます。もちろんいくら有能な執事とはいえ、事件捜査には素人のはず…ところが、西園寺に不可能はありません。その知識と能力で、鮮やかに事件の謎を解き明かしてしまうのです。
パーフェクトすぎる執事による最高のミステリー・エンターテインメントをお楽しみ下さい。

引用:テレビ東京番組表より

第一話あらすじ

西園寺と百合子はホテルで開かれるスイーツコンテストへ向かう。会場はホテルセンチュリートーキョーの最上階。ここは百合子の亡き夫・光弥(里見浩太朗)の御用達で、乙坂賢太郎(おかやまはじめ)が支配人を務めている。コンテストに参加するパティシエは3人。人気スイーツ店の代表パティシエ・青木俊彦(葛山信吾)、テレビで人気の「スイーツ王子」こと錦野省吾(西村和彦)、フランス人で世界屈指の実力派・ピエール・パパン(ジリ・ヴァンソン)。

会場で百合子は、両親亡き後に支援した奥村香澄(内山理名)と再会する。香澄は現在、青木の店のマネジメントをしているが、青木との間にはギクシャクした空気が漂っていた。しかも、青木は世界的な菓子メーカーの令嬢・後藤美幸(今村美乃)と親しげにしている。そんな青木を、錦野はうらやましがっていた。他にも錦野の助手水野修平(水澤紳吾)の姿もある。やがてコンテストが迫り、各自はバックヤードなど持ち場に戻って行った…。
そして開始直前、1階の備品倉庫で錦野の刺殺体が発見される!

事件現場に城南第一署から刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)、柴田公平(平山祐介)、樋口亜矢(桜乃彩音)が駆け付ける。丸山は青木が犯人だと疑う。しかし、百合子には青木が犯人だと思えない。西園寺は百合子の意をくみ、新米執事の澤田と共に、真相を探り始めるのだった!

引用:テレビ東京番組表より

第一話のあらすじを読むと推理事件解明番組の色を推してますが・・・わたしは。

ハートフルヒューマンと感じた理由

主である資産家の妻、伊集院百合子の犯人に対する一言

西園寺は容疑者や犯人も含め関係者及び警察官を会場に集めてトリックを説明していきます。

会場である10階から殺人現場の1階の備品倉庫まではリネンシュートを使い、戻るときは、9階(非常階段の防犯カメラは5階しかない)のお相撲さんの結婚式で使われるイミテーションケーキ内に隠れて上がったこと。

次に犯人の特定するためにイミテーションケーキの近くにあったトニックウォーターが大量に割れてたことで、犯人の靴についているはずであることで犯人が特定できることを示した。
暗くしてブラックライトで足元を照らしていくと錦野の助手水野修平(水澤紳吾)の足元が光りました。

動機がないと言う水野に推理した動機の説明も西園寺ははじめます。
錦野が水野のレシピを盗作していたことが動機だと。

マドレーヌを一口食べて、「素晴らしい」「このマドレーヌも水野さんの作品ではありませんか?」と。
水野はここで白状します。「悪いのは僕じゃない、錦野先生ですと」

西園寺が水野に「ひとつだけお聴きしたいことがあります」「なぜ10分という短い時間で犯行を犯したのか」「急がなければ、トニックウォーターを割ることもなかったはず」と確認したところで、百合子の一言が

「マドレーズを焦がしたくなかった」

さらに、水野に近寄り「錦野さんのお店のマドレーヌ、味も萩田えも絶妙でほんとにおいしかったわ」「あなた、プロのパティシェとして自分の作品を完璧に仕上げたかった」

この言葉をきいた水野は泣きながら「最後の焼き具合が難しいんです。10分で戻らなければ、オーブンのマドレーヌは焦げてしまってた」と心を許した表情をしました。
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最後に

これじゃ、主人公は八千草薫さんみたいじゃないか!と思うかもしれませんが、主の意図を汲み、そこにまで筋道を作っていくことが上川隆也さん演じる執事西園寺のすばらしさであると思います。

殺人を犯した犯人を決して正当化するわけではありませんが、人としての心があり、その心を踏みにじられた思いがドラマ内で描かれてるところがハートフルヒューマン(HH)と思った理由で、山本周五郎さん作品の「寝ぼけ署長」や東野圭吾さんの「新参者」シリーズに通ずるものを感じました。

罪を憎んで人を憎まずって感じですかね。

よかったです。

よろしければ、2話目をご覧になってください。

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ABOUTこの記事をかいた人

CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK