NHK Eテレ「芸人先生」シーズン3の最終回はサンドイッチマンが話術をレクチャー。
サンドイッチマン流の”話術でガツンとつかむ”講座といった、非常に興味あるテーマが2020年8月18日(火)に放送されました。
すでに、つかみに関しては既に別記事でアップさせて頂きました。

出典:NHK
今回は、ガツンとつかんだ後、さらに興味を持って話を聞いてもらうために、サンドイッチマンが話し方が上手くなるコツを伝授してくれてます。
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目次
サンドイッチマン、上手に話すためにはリズムを取って話すことが大事
バーガーキングの社員の方のプレゼンの様子

出典:NHK
週に何回か上司にツイッターの文言を提案するプレゼンがあり、プレゼン前に考えをまとめているが、実際話すときに上手く伝えきれないという悩みがあるという小林さん。
そこで、小林さんがツイッターのPR文言を上司の方に提案した時のVTRをみることに。
下の動画を見てみてください。
まず、暗い。

出典:NHK
ずっと、一定で抑揚もなく、単調。
ちょっと早口でもありました。
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サンドイッチマンのネタ「弔辞」を例にポイントを
そこで、あなたの話、リズム取れてますか?

出典:NHK
サンドイッチマンは芸人としてネタを披露する上で内容だけでなく話し方も非常に大切にしている。
そして、特に大事なのが”間”、お互いの掛け合いの可”間”、それからスピード、抑揚、トーン。
何回もネタ合わせしながら非常に気を付けてるそう。
そして、お客さんの層によっても変えているのです。
同じネタでも自分たちの単独ライブでやる時のスピード、笑点の公開収録でお年寄りの方が多いので、すごくゆっくりしゃべるようにしています。
ネタ「弔辞」VTR
サンドイッチマンのネタで「弔辞」というネタがあるので、話し方に注目して見てほしいと、VTRをバーガーキングの方に見せます。
まず、文字だけ読んでみて、その後動画を見るとわかりやすいと思います。
ネタ「弔辞」を文字で起こすと以下の通りです。
富澤さん「ぼくらが~、今42歳、なんですけどね」
伊達さん「42ですね、49年生まれなんです」
富澤さん「ちょっと健康面不安じゃないすか?」
伊達さん「確かにな」「健康診断とか人間ドックとかなかなか行けないからね」
富澤さん「不安なんですよ」
伊達さん「何が?」
富澤さん「こういう生活がね」
伊達さん「まぁまぁまぁ、お互い様だけどね」
富澤さん「だから、お前が生きているうちに、いつ死んでもいいように、俺は弔辞を持ち歩いてる」
伊達さん「どういうことだよ!」「読んでくれんの、俺が死んだら」
富澤さん「読むから、今のうちに何かおかしいところあったら言って」
伊達さん「あっそうなんだ」「弔辞ね」
出典:NHK
富澤さん「ちょっと読んでみたいと思います」「本日はお集まり頂いた皆様、誠に、誠に⤴ありがとうございます」
伊達さん「いや、パチンコみたいになってるから」「『誠に』を2回言うことでパチンコ屋さんみたいになるからね」
富澤さん、小声で「はい?」
伊達さん「『誠に』は1回でいいから」
出典:NHK
富澤さん、小声で「1回でいい?」
伊達さん「『誠に』で」
富澤さん「え、わたくし、故・伊達みきおの相方であります、ザ・富澤たけしと申します」
伊達さん「お前、いつから『ザ』ついてたんだよ」「『ザ』ついてねえだろ、いつから、」「お前はアルフィーかっ!お前」
富澤さん「アルフィーは『ジ』だろっ」
伊達さん「どうだっていいだろっ」「読みの違いだよ、それ」
富澤さん「お前は棺桶の隅で眠ってるようでした」
伊達さん「なんで、隅にいるんだよ」「俺の棺桶でしょ?なんで隅っここうやってにいるんだよ?」「真ん中に寝せてくれ中央に」
富澤さん「死に化粧し、耳と鼻に綿を詰められ」
伊達さん「ずいぶんリアルだな」
富澤さん「鼻の中にはもち米と高麗人参を詰められていましたね」
伊達さん「サムゲタンかっ!」「サムゲタンじゃないの?」「食べられんの、俺、誰かに?」
富澤さん「実はまだお前が他界したことを受け止められていない」
伊達さん「ちょっとパニックになってんのかな」
富澤さん、涙を流す演技をしながら「なぁ、伊達」「答えてくれ、お前はホントに他界したかい?」
伊達さん「やかましいわっ」
次に、動画を下にアップしてますので、見てみてください。文字だけ読むのと違ってリズムや抑揚があるだけで、だいぶおもしろくなることがわかりますので。
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ポイントは
ポイント1:冒頭はハキハキ元気よくしゃべる
ポイント2:ここぞという時は声のトーンを変える

出典:NHK
ポイント3:印象を変えたい部分はスピードを変える

出典:NHK
ポイント4:盛り上げたい部分はテンポを上げる
ポイント5:大事な部分では「間」をあける
富澤さん「敢えて一拍あけ、そこでお客さんに一緒に考えてもらう間を作る」と一言付け加え。
話し方はリズムを作ることが大切、単調だと飽きてしまうのです。

出典:NHK
カリスマコンサルタントの和田裕美さんもビジネスの世界でも音楽のように話すのが大事ということ。それはサビがあるからなんです。
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最後に
サンドイッチマンは番組名が「芸人先生」になる前の「漫才先生」で”切り口講座”をやってましたので、「芸人先生」でのサンドイッチマンは出演がないかなと思ってましたが、あってくれて本当によかったです。

出典:NHK
後日、この「漫才先生」のサンドイッチマンの”切り口講座”を記事にしたいと思います。
ところで、シーズン3からナレーターが元乃木坂46の桜井玲香さんから現乃木坂の秋元真夏さんになりましたが、秋元さんも結構落ち着いた感じでいいです。
またシーズン4があれば、お2人のどちらかでやってもらいたいなと。
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