2019年9月20日(金)のNHK「チコちゃんに叱られる!」でわたしが興味ある仕掛学に通ずるおもしろい質問と答えがありました。
チコちゃんが「ねぇねぇ岡村」「この中で一番手が早そうなやんちゃな大人ってだーれ?」に岡村さんが「やんちゃでしたよね、昔」「小栗くん」とゲストの小栗旬さんを指さしながらwww
チコちゃんが「手が早いの?」の質問に小栗さん、食い気味に「早くないです!」「全然、早くないです」と答えてるのに、「愛ちゃん、ちょっとあれ持ってきて~」とチコちゃん。
「こちらでございます」「旬くん、これどうする?」とチコちゃんが聞くと、小栗さん「押す!」と言って、すぐに押しました。
「すぐ、押すって言ったもんね」「なんで、ボタンを見ると押すものだと思うの?」とチコちゃんの質問に「なんででしょう?」ともう一回ボタンを押した小栗さん。
「うん、またね、押すもんね」で、岡村さんも「うん、押しちゃう」で、もう一人のゲスト宮沢りえさんも隣から割り込んで押して「一回やってみたくなっちゃった」と。
答えは「ボタンが押せと誘っているから~」ということ。
えっ、これはあの仕掛学に通じるものじゃないのか‼と、興味が。
実はそういう理論があるということで、紹介します。
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目次
アフォーダンス(affordance)理論は仕掛学と通じる
アフォーダンス理論とは
目の前にボタンがあると、どうしてわたしたちは押したくなってしまうのか、実は人間は物がもつ特徴を見るだけで意識することなく動作することができるんです。
学術的にはアフォーダンス理論と言います。
わたしたちの身の回りにはアフォーダンスがあふれているのです。
例えば、コップを持つとき、手の開き方、力の入れ方など全く意識しないでつかめます。見ただけで、そういったことを意識せずつかんでいます。
同様に、意識することなくティッシュペーパーは指でつまんでとります。
ドアノブは形に合わせて握り方を変えます。
アフォーダンス理論とは、これらの自然な動作を説明する考え方なのです。
理性が発達途中の赤ちゃんでもガラガラを振って遊び、ボタンを見れば繰り返し押します。
赤ちゃんは周囲にあるアフォーダンスを方端から試しながら、自分で動作をどうするか学習しているのです。
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アフォーダンスを利用した町中のもの
駅などにあるゴミ箱の受け口は新聞や雑誌は長方形、ビン・缶は円形になっているのは、ゴミを分別して捨てるように誘っているのです。
番組内で、説明としてはありませんでしたが、下記画像から、取っ手が多い気がします。
鉄アレイも???そうなんだ。
アフォーダンス理論とその具体例|建築・保育・人工知能・作業療法
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仕掛学の一例
ここで、大阪大学大学院経済学研究科 教授松村真宏(なおひろ)さんは 「仕掛学」という新たな学問のことを思い出しました。
AI(人工知能)のデータ分析をしていた研究者だった松村教授が、7年前に新たな学問の仕掛学を立ち上げたきっかけは、大阪天王寺動物公園の遊歩道に設置された筒だそうです。
この筒、のぞけと書いてないのに、なぜか、通りかかる子供たちがのぞいていくのです。
この筒は子供たちを誘っているアフォーダンスだと言えると思います。
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最後に
いい仕掛けはアフォーダンス理論を利用してできることなのかなと思うと、アフォーダンスを知ることは今後の世の中を変えていく考えとして大事なことに通じてると感じました。
松村教授の仕掛学に関する記事を以前2つアップしてます。「世の中のいい仕掛けを見ると、ほんと癒される。仕掛学の先生をテリー伊藤が絶賛!」「最近石原さとみとの破局!?報道が多かった前田社長、「やわらかアタマが世界を救う」ではやっぱりさすがと。」を。
アフォーダンスかな?と思うものもあるかもしれませんが、納得の仕掛けが見れて、癒されるはずです。
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