2018年6月13日、又吉直樹の「ヘウレーカ!」は”男はつらい”ってほんと?は男性にとってはつらいどころではない放送回でした。

「消えゆくY染色体と男たちの運命」の著者北海道大学大学院理学研究院 教授黒岩麻里さんが又吉さんに札幌・円山動物園(ナレーター吉村崇さんの実家の近く)で話をしていきます。
男性にとっては「えっ~」となる衝撃敵な話がありましたので、ご紹介します。
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目次
将来、男はどうなる?
SRY遺伝子でスイッチON、アンドロゲンシャワー
男性ホルモンには、テストステロン、アンドロステンジオン、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)があり、総称してアンドロゲンと言います。
受精したばかりの胎児は子宮の中で、女性ホルモンのエストロゲンを浴びるので、胎児のデフォルトは女性となります。
エストロゲンを浴びた2、3週間後、Y染色体の上にある性決定遺伝子SRYが働いた胎児には精巣が生まれ、男性ホルモンのテストステロンを分泌し男脳になります。
妊娠12週目から22週目にかけて精巣から大量のテストステロンが分泌される時期があります。
この大量のテストステロンを分泌上昇をアンドロゲンシャワーと呼びます。
アンドロゲンシャワーよって脳も体も男性に変化していきます。

一方、SRY遺伝子が作用しないと、胎児はそのままエストロゲンを浴び続け、女性として成長していきます。
Y染色体の遺伝子数は徐々に少なく
SRY(Sex-determining region Y)遺伝子は哺乳類のY染色体上にあり、性別を雄に決定する遺伝子です。
Y染色体は転移因子という遺伝子を壊して有害配列を蓄積させ性決定遺伝子の周辺にはチェックされず有害の部分を欠矢して変異の起きた場所を切り落とすサイクルを3億年やってきました。
Y染色体はX染色体と組換えが出来ないので自らパリンドローム構造で組換えを行うしかし自己再生であるので、時としてミスを犯し、遺伝子の数を減らして、今では45個しかなく後5~600万年後には消滅するといわれてます。
ちなみに、X染色体には1000~2000個のあります。
ということは、男性はいなくなる
男性がいなくなると、人類は滅亡することになりません?
そこで、黒岩先生が研究されているのがアマミトゲネズミ(南西諸島にしか生息していない天然記念物)です。このネズミはY染色体がないのにオスの機能はあり、生殖も行っています。
研究途上ですが、Y染色体がなくなると同時にSRY遺伝子もなくなったのですが、別の染色体に新しい生を決める遺伝子を進化させて、オス・メスを決めてるのではないかということがわかってきてるそうです。
アマミトゲネズミのSRY遺伝子が別の染色体に移動したのではなく、全く新しい性決定遺伝子が発生していることはわかってます。
人間もそういう進化があるかもしれない?今のところはわからないですが・・・
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最後に
染色体は46本あり、父親と母親から受け継いだ22本ずつの染色体で44本は対になっています。残り2本がX染色体だと女性、X染色体とY染色体だと男性となるのは哺乳類だけだそうです。
魚類であるカクレクマノミは群れの1番大きい個体がメス、2番目に大きい個体がオス、そのほかはオスでもメスでもないので、繁殖行動をしません。そして、もしこのメスが死んでしまった場合、なんとメスの次に大きい個体であるオスがメスに性転換!そして次に大きいメスでもオスでもなかった個体がオスになります。
番組で生物の性を決める仕組みは多様とのこなので、人間も環境などに適応していくのでしょうが・・・
男性がいなくなるかもと、今までに聞いたことがあったような気もしますが、今回の番組できちんと知ると衝撃的が大きかったので・・・
しかし、記事を書いてるうちに、オスとメスが混じってることが科学的に正しいとなってもおかしくないと思えるようになってきました。

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https://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201312060000/
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