2020年7月16日、NHK「美と若さの新常識~カラダのヒミツ~」は”美肌も代謝も!毛細血管を増やすワザ”でした。
毛細血管の量が少ないと全身に酸素と栄養が十分に供給できず、肌の場合、シミやしわ、手先の毛細血管が消失すると冷え性を引き起こし、筋肉の毛細血管が減少すると疲れやすくするのです。

出典:NHK
毛細血管も含めた血管ということで、健康と美、若さへの影響を考えてきましたが、もう少し深掘りして毛細血管の影響について放送されていましたので紹介します。
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目次
毛細血管量を増やして健康・美肌で若さキープ
毛細血管とは?
毛細血管とは、全身の細胞に酸素と栄養を供給するための道のため、長さは地球の2.5周分に当たる10万Kmもあります。

出典:NHK
太さは5~10μmと女性の髪の毛の10分の1ぐらいで非常に細いので顕微鏡で見ます。
で、番組で4人の方の毛細血管を顕微鏡で見てみると下の画像の短い、蛇行、ゴースト血管と外の人の方は健康ではない毛細血管、

出典:NHK
長く、まっすぐ伸びてくし状になっているものが正常で健康的な毛細血管なのです。
毛細血管が減少する時は(血管の)細胞が徐々にゆるくなってきて、ハリがなくなるため毛細血管がまっすぐ立ってられず、クネクネになるのです。
新常識、毛細血管の周りでコラーゲンが産生
毛細血管の周囲には肌の弾力を保つコラーゲンが作られてるのです。
毛細血管から運搬された栄養を受け取って、線維芽細胞が元気になることによってコラーゲンの産生が上がるです。
キレイな毛細血管の密度が高いほど作られるコラーゲンの量が増え肌のハリが保たれるのです。
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衰えた毛細血管を改善するには、血流をよくしてずり応力を発生させることが大切
毛細血管はわずか2週間の運動不足で減少することがラット実験で明らかに。

出典:NHK

出典:NHK
動物の場合2週間ほど動かないだけで体の毛細血管量は半減してしまうのです。
人間でも同様に短い期間でも運動をしないと毛細血管が減少するのです。

出典:NHK
ゴースト血管だった女性はコロナ禍の影響で外出した営業がほとんどなく、1ヶ月ほど運動不足の状態でした
予防するには血流を上げて毛細血管のゴースト化を防ぐのが非常に重要。
健康な毛細血管の方は自宅でトランポリンや腹筋をされていたのです。

出典:NHK
運動は血流を増加させます、増加するとずり応力(血管を横に押していく力)という力が働きで血管を増やす物質がたくさんでるのです。結果的に毛細血管を復活させる要素になるのです。

出典:NHK
毛細血管は赤血球がようやく通る太さなので、赤血球がゆっくり流れるとずり応力は起きないが、速く流れると多くのずり応力が発生します。
したがって、血流をよくするということが非常に重要なのです。
しかし、できるだけ毛細血管を鍛えるには負荷を強い運動をしないこと、意外とアスリートの毛細血管はボロボロになってることが多いのです。
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毛細血管を新しく作るには
低酸素状態にする
まずは、以下の毛細血管が新しくできる時のイメージCGを見てみてください。
人間の体ってよくできてますよね。
最新科学でわかった毛細血管を生み出す秘けつとは酸素の不足なのです。

出典:NHK
高地にいるような状態、酸素が少ないとどうして毛細血管ができるのでしょうか?
低酸素状態になると、酸素が足りてないとマクロファージが血管を増やすようにシグナルを発し、毛細血管を新生させるのです。
以下の”ノンちゃん劇場という”動画でわかりやすく毛細血管のでき方が見れますので見てみてください。
しかし、低酸素状態の間隔を開けちゃうと効果が落ちていくので、毎日のように低酸素状態の場所に通うのは簡単ではないですよね。
しかし、低酸素運動にしなくても手軽にできる方法があるのです。
毛細血管に効果があるスクワット
短時間でも継続すれば筋肉の毛細血管を生み出す運動

出典:NHK
ポイントは腰を落とした状態をキープすることです。

出典:NHK
太ももの筋肉が縮むことで筋肉の血流は抑制され、筋肉の中が低酸素状態になり毛細血管が増えるのです。
番組内でゴースト血管の方朝昼晩とできる限りやってもらって、1週間後には毛細血管が健康状態になってました。
この運動のやり方は下記動画を見てみてください。
紅茶由来の高分子ポリフェノールMAF
紅茶由来の苦み成分高分子ポリフェノールMAFが、毛細血管を増やしてくれるシグナルをだす物質PGC1αを増やすことがわかりました。

出典:NHK
運動だけををするラットと運動と高分子ポリフェノールMAFを摂取するラットの比較実験をしたところ、2ヶ月後には運動だけをしたラットのPGC1αは20%アップし、運動と高分子ポリフェノールMAFを摂取したらっとのPGC1αは38%もアップしたのです。

出典:NHK
ただ運動するよりも紅茶を飲んで運動した方が毛細血管が増えるということなのです。
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最後に
毛細血管の増やし方、途中、低酸素運動ができる場所なんて無理とおもったのですが、スクワットの曲げた状態をキープするだけで筋肉内が低酸素状態になるんですね。
意外と簡単にできそうですね。
肌にコラーゲンを増やしたいですしね。
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