オゾンを使った血液の浄化療法であるオゾン療法(血液クレンジング療法)は、70年前にドイツで開発され、ヨーロッパでは広く認識されており、ドイツでは保険適用となっているほか、アメリカ・南アメリカ・東南アジアなどで普及しつつある治療法です。
どんな治療かと簡単に言いますと、少量のオゾンガス(O3)によって、脱血(体内から取り出した)した血液を浄化して、体内に戻すことにより、全身の血液循環を改善し、細胞を活性化させます。そして、免疫力の強化やエネルギーの増産、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療なのです。
でも、「逆にオゾンガスが血液を酸化してしまうのでは?」「血液を戻して大丈夫?」などの不信、不安もあると思います。
オゾン療法のメリットの科学的根拠を調べて、わかりやすくまとめましたので、ご紹介します。
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目次
オゾン療法(血液クレンジング療法)のメリット
細胞内のATPの増産
エネルギーの元になるATPという物質を分解して、ADPという物質になるときに産出されるエネルギーを利用して、筋を収縮させること、イコール運動(身体を動かす)ができるのです。
しかし、ATPは運動ですぐなくなってしまうために、ADPからATPを再合成しなくてはなりません。
再合成のために、また別のエネルギーが必要で、その代表的なものとしてグリコーゲンを酸素で燃焼して、水と炭酸ガスに変える過程でエネルギーを産出するために、オゾン(O3)が効果的なのです。
オゾンは血液と混ざると同時に、酸素と過酸化脂質代謝物(LOP)という物質に変換されるので、毒性を持ったまま体内に入ることはありません。
また、内臓脂肪などが消費され、エネルギーに転換されるのでダイエット効果も得られます。
赤血球の抗酸化の向上
食べ物をエネルギーに変えるミトコンドリアという細胞内器官で生成される活性酸素(スーパーオキサイドラジカル)は強力な酸化作用でウイルスを分解する一方、DNAを傷付け組織を酸化させるので、 動脈硬化や筋力低下、老化の原因にもなるのです。

しかし、少量のオゾンガスによって、血液内の酸化ストレス消去系が刺激され、抗酸化酵素(SOD、カタラーゼ、グルタチオンなど)増産し、抗酸化力は高まり、体内の酸化ストレスは減少(活性酸素、フリーラジカルが消去)することが証明されています。
赤血球の流動性(サラサラ化)の向上
赤血球は生体では血管内を形状と柔軟性で肺や組織内の毛細血管を通過し循環しています。
血漿の浸透圧の低下や赤血球細胞膜の変質、薬剤の影響、各種疾患などで、赤血球形状がコンペイトウ形や球状に変形すると赤血球の変形能が低下して毛細血管を通過しにくくなったり、あるいは赤血球が流れにくくなります。
少量のオゾンガスによって、赤血球膜の陰性荷電が復活し、細胞膜の変形能が復活するため、流動性が向上し、酸素運搬能も増して赤血球の形も真円のものが多くなるのです。
血管を拡張させる
血管内皮細胞は高血糖などで酸化ストレスが増加すると血管内皮細胞が障害され一酸化窒素(NO)の生産が低下し、血管収縮、炎症、血栓のなどが起きやすくなるのです。
オゾン療法は血管内皮細胞の一酸化窒素合成酵素を増加させ、血管が拡張するのです。
一酸化窒素を増やして血管を拡げる作用のある薬には、狭心症治療薬のニトログリセリンやED治療のバイアグラなどがありますが、これも同じ原理です。
がん予防など免疫化するNK細胞、T細胞を増やす
少量のオゾンは免疫細胞である単球及びリンパ球を増加させ、免疫を司る白血球に働きかけて、ウイルスやがん細胞を抑えるインターフェロンやインターロイキンなどのサイトカインを放出させることでNK細胞、T細胞などの免疫細胞の増加や活性化を起こし、やがて免疫が強化されます。
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最後に
ここまでオゾン療法(血液クレンジング)がどういうメリットがあるかに加えどういうふうに体の中でいい作用を起こしているのかを紹介しました。
富山県魚津市の蒲田クリニックのホームページではオゾン療法(血液クレンジング療法)で期待できる生理的な効果と治療効果の期待できる疾患がわかりやすくのってますので、下記に引用させていただきます。
期待できる生理的な効果
- 全身の疲れ、筋肉の疲れを改善します。
- ダメージを受けた筋肉の修復を促す
- 乳酸の蓄積を減少させ筋肉の老化を防ぐ
- 細胞の若返りを促進します
- 細胞の呼吸を正常化する
- 活性酸素を減少させ細胞の老化を防ぐ
- 各臓器と内分泌機能の代謝を亢進する
- 病気にかかりにくい体質に改善します
- インターフェロンの産生を促し免疫機能を活性化する
- 体内の免疫機能、デトックス機能の活性化
- 手足の血液の循環を改善します
治療効果の期待できる疾患
- 肩こり、慢性疲労、冷え性
血液の循環の改善、細胞の修復効果 - 肝炎、HIV、インフルエンザウィルスの除去効果
血液とオゾンの反応でインターフェロン等が産生 - 慢性関節リウマチ、頚椎捻挫、腰痛等の症状改善
局所の血流を改善、消炎鎮痛効果あり - がん、悪性リンパ腫、白血病への効果
免疫機能を活性化する - 狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患
冠血流を改善する - 末梢循環の改善
糖尿病性末梢神経障害、下肢静脈瘤の症状改善 - 抗アレルギー作用
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症
ところで、エリザベス女王の母クィーンマムが、週に2回オゾン療法を受け、大きな病気をすることも無く、長生きしたというのは有名な話ですよね。
調べていくと、水素水より期待される効果がすごいことがわかりますね。でも、水素水の方が手軽だし、今のところ水素水で効果が充分効果があると思ってますので、今のところ乗り換えませんが、魅力的ですよね。
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