皮膚の表皮細胞ケラチノサイトには触覚、視覚、味覚、嗅覚、聴覚の五感が備わっている‼ 人の体毛が薄くなったことに関係。

又吉さんの皮膚

2020年5月13日のNHK  Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」は”皮膚はすべて知っている?”

今回、資生堂グローバルイノベーションセンター主幹研究員の傅田(でんだ)光洋さんが皮膚のバリア機能の回復を考えている中で、皮膚の感覚に関心を持ち、研究、そして五感が備わっているということを実験結果を踏まえながら、又吉さんに説明してくれました。

又吉さんと傅田先生

出典:NHK

人間の体の細胞ごとに体内時計もありますし、単細胞生物粘菌のフィザルム・ポリセファルムが学習することを思えば、皮膚の細胞もそうだよねと納得の話ですが、どうやって証明していったかもおもしろく、放送の流れにそって紹介します。

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皮膚の表皮細胞ケラチノサイトには五感が備わっている

圧点の触覚センサー同士の間隔より細かい感触がわかることからはじまった

皮膚に触覚があることがわかる実験

傅田さん、又吉さんをはじめスタッフ全員に溝の刻み方が異なる3種類のプレートを触ってもらい、引っ掛かり、違和感があるものを答えてもらいました。

 

プレート①は深さ1μm、幅10μmが規則正しい溝、②は深さ3μm、幅30μmが規則正しい溝、③は深さと幅が不規則な溝です。
※1μm(マイクロメートル)は1/1000mm(ミリメートル)です。

溝の刻みが違う3種のプレート

出典:NHK

全員③に違和感があることがわかりました。

全員が違和感を感じたということに対して、傅田先生は、圧点凸凹を感じる圧点という触感センサーで識別していることは説明できないと考えました。なぜなら、圧点は1ミリメートル間隔くらいでしか存在しないのに、マイクロメートルの溝を識別できてるということは不思議だと思ったのです。

表皮を構築しているケラチノサイトと呼ばれる細胞は今まで体の中の水を通さなバリアを作るという役割だけと考えられてましたが、傅田先生はマイクロメートルまで識別できるセンサーがケラチノサイトあるという仮説を立てました。

ケラチノサイトが突かれて光った

出典:NHK

そして、ケラチノサイトを培養。その細胞に興奮したら白く光る化学薬品を入れ、1マイクロメートルの棒で突いてみると、突かれた細胞だけ光って、反応が周りの細胞に伝わっていきました。

1個の細胞が触られることに対するセンサーという仮説は正しかったのです。

また、別の実験でケラチノサイトはスギ花粉にも反応したのです。

皮膚に触覚があることがわかる実験

セロハンテープでバリアを壊し、そこに赤、緑、青のLEDライトを当て、バリアの回復に影響するかどうかの実験を行った。

光の色の違いでバリア機能の回復の違いがあれば、ケラチノサイトは色を識別しているということ。

通常、壊れたバリアは3時間経てば60%回復します。

 

実験の結果、赤い光を当てた場合は80%、一方青い光の場合は30%に留まった。

皮膚は色を識別していたという結論に至りました。

皮膚に味覚があるということがわかった調査

果糖(フルクトース)がバリア機能をの回復を早めることがわりました。

果糖でバリア機能の回復が早くなった

出典:NHK

皮膚は味を識別していたという結論に至りました。

皮膚に嗅覚があるということがわかった調査

2024年、ドイツの研究者たち白檀の香りを感じるセンサーが存在すると

 

白檀の香りで皮膚の傷の治りが早くなることが明らかにされています。
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皮膚に聴覚も備わっている可能性

又吉さんが、不可聴域を体感してみる

可聴域は20Hz~は20kHz。

2019年、映画「AKIRA」の劇中音楽に超高周波を加える作業を行っている芸能山城組仁科エミさんと本田学さんの元を訪れた、超高周波なしとありの音楽を又吉さんに体感してもらってます。

下記動画でその時の又吉さんをご覧ください。

 

超高周波の音楽の方がより立体的に聞こえる感じがしたということでした。

超高周波は体の表面、おそらく皮膚で感じとってるのでは

超高周波を豊富に含む音というのが心と体に色々とポジティブな効果を及ぼすということがわかってきています。

ハイパーソニック・エフェクトと言い、超高周波が健康や感性に働く脳深部を活性化させることで心身の働きを高める現象で、免疫機能を活性化させたり、ストレスホルモンを減少させるほか、音楽や映画などを鑑賞した時の感動をより大きくさせる効果があると言われています。

耳で聴き取れない音、どこで感じているのでしょうか?

 

皮膚ではないかということで、切り分け実験を。

脳深部は活性化しなかった

出典:NHK

まず、耳に聞こえる音と耳に聞こえない超高周波をイヤホンをで同時に聞かせた時は脳深部は活性化しなかったのです。

脳深部は活性化した

出典:NHK

次に、超高周波だけをスピーカーに振り分けて聞かせると、脳深部は活性化したのです。

脳深部は活性化は下がった

出典:NHK

さらに、この状態のまま体の表面部を特殊な腹で覆い、スピーカーから出る超高周波を感じられないように遮断すると、脳深部の活性が下がったのです。

体の表面、おそらく皮膚ではないかと。

ということなので、装置で5kHz、10kHz、20kHz、30kHzを魏皮膚のバリアを破壊した後に当ててみたところ、10kHz以上は明らかにバリア機能の回復を促進したのです。

メカニズムはまだ不明ですが、表皮がハイパーソニックを感受していることがわかったのです。
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最後に

傅田先生、分子学的に120万年前に人類の祖先は体毛をなくしたということの話を。

皮膚を環境にさらしたことによって、全身がセンサーになって、さまざまな周りの環境の変化や情報をいち早くキャッチし危機的な場面から逃れられたり、生存が有利になって生き残ってきたので、体毛が薄い個体が数を増やしていったのです。

そして、おもしろいことに、毛が薄くなりだしたころぐらいに人間の脳は大きくなっているのです。全身センサーにしたので情報量が増えたのではないかと。

 

その多くは無意識の領域に入るので認識されないが確実に人間の物事の判断に影響しているはずと。

皮膚は垢になって、使い捨てされているので、常に新しいセンサーだということを傅田先生がおっしゃってましたが、そう考えると、体の中で一番ハイスペックセンサーなのかもしれないですね。

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1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK