2019年2月26日(火)に放送された関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデー」で”言われてみれば…何でやろ?関西人の疑問を解決!SP”をやっていました。
TVerでおもしろそうと見たのですが、”たこ焼きと明石焼きは何が違うの?”、”松屋町はどうして人形で有名なの?”、”関西は“うどん”文化、関東は“そば”文化なのはなぜ?”、”関西と近畿、何が違うの?”と。
NHKの人気番組「チコちゃんにに叱れる」ばりのボーとしてたら疑問にも思わない4つの身近な疑問を解決してくれてます。
今回は”たこ焼きと明石焼きは何が違うの?”について。
知らなかった、へぇ~って感じでおもしろかったので紹介します。
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たこ焼きと明石焼きは何が違うの?
材料
たこ焼きと明石焼き、中身は同じたこですし、形は同じなのだが食べ方が違います。
何が違うかを大阪のたこ焼き屋さんやたこ焼きを買いに来てる人に聴き込んでみましたが、ふわっ~とした答えばかり。
たこ焼きは小麦粉で明石焼きは小麦粉とじん粉で作られているのが違うのです。
じん粉というものは小麦粉のでんぷん質だけでできたもので、うき粉と呼ばれ、ういろうや蒸し餃子の皮などに使われます。加熱しても固まらないのが特長で明石焼きは小麦粉とじん粉を混ぜることでやわらかくふわふわに仕上がるのです。
焼く道具
たこ焼きは鉄板、明石焼きは銅板が使われます。
その理由として鉄板で焼くと火が当たる部分だけ熱くなり、焦げ目がつきやわらかさが失われるからで、銅板だと熱伝導性が優れていて焼き加減にムラができず表面がやわらかく仕上がるからなのです。
お皿
たこ焼きは舟皿でだされますが、明石焼きは斜めの板で出されることが多いのです。
諸説あるそうですが、明石焼きはやわらかいため焼きあがった時に形が崩れない工夫として、銅板の上に上げ板を乗せてゆっくりゆっくり、ひっくり返します。
上げ板を持ちやすくするためにゲタ上の取っ手がついており、そのままお客様に提供するため斜めになってるのです。
明石焼きの発祥は?
明石焼きの発祥は伝統工芸品に由来します。
昔、明石では明石玉という装飾品が作られていたのです。卵の白身は明石玉の接着剤として使っていたので、余った卵の黄身を使って作られたのが明石焼きなのです。
たこ焼きの発祥は?
明石焼きを参考に作られたのが大阪のたこ焼きなのです。
昭和10年、たこ焼きの元祖と言われる会津屋では生地の中に肉やコンニャクを入れたラヂオ焼きを販売するのですが、評判はイマイチでした。
ある日、お客さんから「大阪は肉かいな、明石はたこ入れとるで」と言われたのをきっかけにたこ焼きを開発し、売り出したところ大評判になって、広まっていきました。
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最後に
明石焼きがたこ焼きと一番大きな違うところはダシにつけて食べることなのですが、元々はなかったそうです。戦後に、お客さんが口の中をやけどするので、熱いものを冷たいダシにつけることにしたことが始まりだそうです。
すき焼きの卵と同じですね。
この食べ方が広まり、今では温かいダシを出す店が多くなったのですが、冷たいダシを出す店も現存するそうです。
ということは、明石焼きがたこ焼きより先に食べられてたんですね。調べたところ、明石玉は江戸時代末期から明治時代にかけて製造されていたみたいなので、100年ほど早く明石焼きがたべられてたんですね。
たこ焼きの方がメジャーなので、先だと思ってたのですが、事実を知れてスッキリしました。
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