2019年3月7日(木)の「ろんぶ~ん」のテーマは”幽霊”でした。
テーマが幽霊ということでしたが、心霊写真を撮影する方法を公式化した”物理学”、被災地で目撃された幽霊の目撃談を分析し、人がどのように災害を乗り越えていくのかを研究する新たな学問”震災学”の論文のプレゼンでした。
驚いたことに、心霊写真を撮影する仕組みを論文にしたのは熊本県宇土高校科学部物理班の高校生だったのです。
さらに、この研究、先輩から受け継いできた6年半の研究論文で去年2018年の世界樹の高校生が競う科学コンクール(インテル国際学生科学技術フェア)で4位入賞を果たしたすごい内容なのです。
心霊写真の全ての減少が紹介されたこの仕組みではないですが、この現象の仕組みで心霊写真が撮れるということなのです。
非常におもしろい論文なので紹介します。
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目次
心霊写真ができる仕組み
実際にスタジオで心霊写真を撮ってみる
では、まずいわゆる心霊写真と言われるものをスタジオで撮ってみせてます。
心霊写真を撮るためには必要条件が2つあり、周囲が暗いことと一部分だけに光が強くあたっていることだそうです。
スタジオでの一連の撮影シーンは動画をお楽しみください。
アキラ100%の心霊写真が撮れてましたね。
1つのレンズが作り出す実像は1つだけではない!?
レンズの屈折で電球は上下逆さまに映ります。この映ったもののことを実像といいます。
今まで中学生の時に教わったことは(=教科書にのっていること)1つのレンズが作り出す実像は1つだけででしたが、
8年前に宇土高校科学部物理班の先輩がある大発見をしてしまったのです。
スクリーンに映っている実像とは別に逆さまの電球がレンズ上に見えますが、そのことをです。
レンズの中で光が反射して、レンズの前と後ろの両方に小さな実像が出現することがわかったのです。
1つのレンズが作り出す実像は1つではないという事実です。
副実像は見えている?
人間の目では?
人間の眼も基本的にはカメラと構造は同じなので、副実像は見えてるのではないかと調べてみましたが、
人間のレンズにあたる水晶体は調査の結果、副実像ができにくい形状だったのです。
もしも、副実像ができていたとしても、副実像から網膜までの距離が離れているため、見えない可能性が高いことがわかりました。
オオスズメバチは副実像が見えてる
昆虫は眼を2つ持っています。それぞれが役割が違い、モノをみるための眼として複眼、
単眼は明るさを感じるための眼といわれており、モノは見えていないと考えられてました。
しかし、宇土高校科学部物理班が作った公式にあてはめてみると、網膜のすぐ後ろに副実像ができるのがわかったのです。
ということは、ひょっとして、昆虫は副実像でモノをみているのではないか?
そのことについて解説してくれた女子高生の話はすごく納得いくものでした。
「昆虫の単眼はそもそも太陽の位置や光の強さを見ていると言われていますが、もし太陽が実像として網膜に現れたら網膜は焦げてしまうので、あえて副実像で太陽を確認しているのではないか?」
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最後に
心霊写真の正体の一部は副実像かもしれないということの納得できる論文で感動しました。
人は副実像を見えないということと、科学的に一つ以上は存在しない実像ということから、解明できないので、写ってる見た目からも幽霊という存在で消化してきたのかもしれませんね。
実は宇土高校科学部物理班は昆虫が副実像でモノを見てるということの前にもう一つ成し遂げたことがありました。
レンズから副実像までの距離を求める公式も作ったのです。
すごいです。彼女たちの情熱に脱帽です。
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