NTC(カリフォルニア州)で、自衛隊の90式戦車が初日米共同訓練!実戦さながら、迫力が伝わる映像は見もの‼

NTCでの90式戦車

2020年3月28日のNHK「BS1スペシャル」は”自衛隊が体験した”“軍事のリアル””~密着世界最大級の軍事演習場”では、2019年にアメリカ・カリフォルニア州の砂漠地帯にある世界最大級の軍事演習場NTC(ナショナル・トレーニング・センター:面積約2,600Km)にて、陸上自衛隊の戦車部隊が前例のない大規模な日米共同訓練に参加した様子が放送されていました。

2019NTCでの日米共同軍事演習訓練

出典:NHK

2015年9月に成立した安全保障関連法からおよそ5年、アメリカではトランプ政権が誕生し、日本を取り巻く安全保障の環境も変化しつつある中で、北海道、陸上自衛隊北恵庭駐屯地第72戦車連隊本部から自衛隊330人、アメリカ軍4,500人の大規模な訓練のリアルをこの放送で一部見ることができました。

どんな訓練だったのか気になりませんか?

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自衛隊が初めて経験した世界最先端の軍事訓練とは

NTCでの戦闘射撃は日本の演習場では不可

まずは戦闘射撃、目標に向かって前進しながら実弾射撃を繰り返します。

戦車が横一列になって砲撃を行ってます。

敷地面積が狭い日本の演習場では実現不可能な訓練です。

 

票的の数は1,600、これだけの数を設置した訓練も日本では経験できないものです。

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NTCでの地雷原処理

地雷原処理車、敵の仕掛けた地雷を処理する特殊なロケット弾を発射する車両は、普段日本の演習場では周辺地域はの安全を配慮して火薬の量を6分の1程度に減らしています。

NTCなら目一杯の火薬を詰めて発射することができるのです。

 

自衛隊の方が「でかっ!」という感想の声が。

動画でもすごいので、上記動画を見てみてください。

NTCでの模擬戦闘

模擬戦闘

出典:NHK

訓練の設定

今回の訓練の設定はドノビアと言う国の部隊が国境を越えて武力で進行し、レジシュという街を占領します。

ドノビア軍(敵軍)を演じるのはNTCに常駐する第11装甲騎兵連隊で、演習場の地形を知り尽くしており、紛争地域で使われているほかの国の武器や車両を備え、ゲリラ戦も使える手ごわい集団です。

 

訓練ではドノビア軍を撃退するべく、アメリカの歩兵部隊が出撃し、街の奪還を目指します。

自衛隊の戦車連隊は歩兵部隊の側面や後方に陣取り別の方向からの攻撃に備えます。

訓練開始

偵察部隊が先発して出撃し、情報収集に向かいました。高台に上がり、敵の部隊がどこに、どの程度配置されているのか、地雷はないかなどを探ります。

訓練2日目、偵察部隊の情報を元に本隊が周辺に注意を払いながら移動しているその時、敵がいないと思われていた方向から攻撃を受けたので、部隊は後方に待機することに。

 

高台から敵の部隊の配置を探った偵察部隊。

しかし、10Kmほど離れた山の向こうの敵までは目が届きません。

あわや大きな損害が出るところでした。

砂漠での戦闘経験がない自衛隊は、身を隠すことができず、敵の格好の標的に。

判定官から「敵のヘリコプターが来て、車両が撃たれましたが、一度ヘリコプターが通ったのに45分間動かなかった」と、敵に発見された後、上官からの指示を漫然と待っていたことが問題だという指摘されました。

訓練6日目

レジシュの街の奪還作戦は佳境を迎えます。

アメリカの歩兵部隊は敵に抑えられていたナグランとバラースを抑えることに成功し、敵の本体がいると思われるレジシュの奪還を目指します。

 

アメリカ軍は煙幕を使って敵の視界を遮断し、そのすきに歩兵部隊が街に接近します。

突然、1台のバンが現われ、その車から銃撃してきました。ドノビア軍と連携しているゲリラによる攻撃です。建物の中にいる市民を装う男性も敵のゲリラでした。

アメリカ軍は建物を爆破するような力任せの攻撃はしません。敵は撃退できても、その後市民の指示を得られなくなるからです。1件1件建物に入り、地道に敵を追い込みます。

その頃、自衛隊は姿の見えない敵の主力部隊に背後や側面から攻撃されないよう警戒を続けています。いつ、どこで、どのように攻撃されるのか予測できない世界。

それが、自衛隊が初めて体験する戦場のリアルです。

自衛隊戦車部隊が砲撃を受ける事態が発生

今回の訓練に参加したのは90式戦車。

冷戦時代、ソビエト連邦の侵攻に備えて開発された戦車でしたが、ソ連が崩壊し冷戦終結で脅威は去ったと考えられ戦車の数は減らされたのです。

その戦車を主力とした部隊が今回の日米共同訓練に参加した理由は世界の軍事潮流を取り巻く大きな変化があるからなのです。

 

今回、訓練に同行した10両の90式戦車は車体が重いのに機動性が高く、正確な射撃性能を持つと軍事専門家の間で評価さてれいます。

自衛隊はアメリカ軍の後方で、敵の攻撃を警戒していました。

その時に、小高い丘から発射された敵の対戦車ミサイルの集中攻撃によって戦車部隊が砲撃を受け、6両が被害を受けてしまいました。

自衛隊は、知らない環境で、読めないということでしたが、判定官は「戦車が1箇所に固まり過ぎている」

戦車は地上戦で最も重要な戦力なので慎重に配備する必要があると指摘されました。

自衛隊戦車部隊の実力が試さる状況に

90年代、無人攻撃機や攻撃ヘリコプターなど空から攻撃する兵器の性能が向上し、戦車の重要性は薄れたと言われたのですが、2001年のアメリカ同時多発テロ事件が流れを変えました。

アフガニスタンに侵攻した多国籍軍は最新テクノロジーを駆使して空爆を行いましたが、ゲリラを制圧できなかったのです。

2014年、クリミアではロシア系の住民が欧米よりの暫定政権に反発し混乱が起きました。この住民らを陰で後押しするためにロシアが圧力強化の手段の一つとして戦車を使ったと、アメリカのシンクタンクは言っています。

軍隊同士の戦いからゲリラやテロリストを相手にした紛争が中心となった今、世界では戦車の重要性が再認識されていると。

 

訓練の終盤、自衛隊の戦車部隊の実力が試される状況が起きました。

最高時速56Km超のドノビア軍部隊28両がアメリカの正面から攻撃を仕掛け防衛線を突破したので、自衛隊は10両の戦車で撃退しなくてはなりません。

戦車が敵の斜め後方から攻撃、撃った後横に移動してまた攻撃、これを繰り返して敵を食い止める90式の機動力を活かした作戦で、敵は撤退したのです。しかし、自衛隊側も10両のうち9両が撃破されたのです。

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最後に

2013年のオバマ大統領がアメリカファーストを宣言した以来、トランプ大統領でも、全体的な世界の安全保障はアメリカが同盟国により負担を求める大きな流れになってきている中で、この前例のない日米共同訓練について賛否もあるでしょう。

しかし、わたしは今後日本の安全を守るために、ゲリラやテロに対した訓練や現地住民と正規軍が入り乱れるハイブリッド戦もやっておかないと、紛争が起きた時にアメリカの力を借りないといけなくなるので、普段の共同訓練で自衛隊の経験値を上げておくべきだと思います。

日本での90式戦車

出典:NHK

スイスじゃないけど、自国は自分たちで守ることが基本的な国家のあり方と思いますので。

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1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK