300兆円の資源が眠る“深海”の秘密を、しんかい6500がみつけた宝データを元に見てみよう!

日本近海の海底資源

2020年8月22日(土)NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では”お宝が眠る!?深海のお金の秘密”ということで、しんかい6500が見てきた深海のお宝を紹介していました。

しんかい6500

出典:NHK

日本近海の海底についてはまだまだ未知のことがたくさん。

が、世界に数隻しかない、日本の高い技術を駆使して開発されたしんかい6500の調査のおかげで色んなことがわかってきているのです。しかもお宝級のものがたくさん。と、いうことがこの放送で紹介されていました。

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しんかい6500がみつけた深海のお宝

深海の様子

海の底は光が届かないので、視界が良くても10~15mくらい、

太陽の光が届くのは水深200mくらいまで

出典:NHK

太陽の光が届くのはせいぜい水深200mくらいまで、6,500mになると暗闇の世界です。

ブラックスモーカー

出典:NHK

海底から熱水が噴き上げており、それをブラックスモーカーと呼んでます。

水深6,500mでの水圧の凄さ

出典:NHK

水圧がすごく、カップ麺が上の画像ほど圧縮してしまうのです。

125億円

出典:NHK

深海は非常に過酷な場所なので、しんかい6500は日本の最高技術を駆使して開発されてますので、今までの開発費・製造費は125億になります。

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地震のメカニズムの解明

昭和三陸地震の震源域の調査

出典:NHK

1991年、しんかい6500は昭和三陸地震の震源域、岩手県沖約200Km、日本海溝での水深6,300m地点で大きな200mほどの亀裂を観察測。

地震による海底の亀裂

出典:NHK

地震による描いて亀裂の観測は史上初のことでした。

マネキンの頭が深海の亀裂にあった

出典:NHK

余談ですが、そこで、とんでもないものを見つけたそうです。マネキン人形の首が亀裂に転がってて、廃棄がこんな深い海にあることにショックを受けたそうです。

2011年、東日本大震災の震源域、水深約3,300mの三陸沖を調査し、亀裂や段差を発見しました。

地震のメカニズムの解明

出典:NHK

こうやって、海底、水温、生態系への影響を調査することで、地震のメカニズムの解明が進められているのです。

緊急地震速報や津波情報がより早く出せるようになったことにもしんかい6500が貢献しているのです。

地震や津波を察知するシステム

出典:NHK

しんかい6500は海底にケーブルを這わせ、地震の観測機を設置する作業を行い、これまで50以上の観測機が出来、いち早く地震や津波を察知するシステムの構築に大きく貢献しているのです。
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謎に包まれた深海生物の調査

深海の生き物の例

光も届かず、ものすごい水圧がかかる深海には地上の常識を超えた生物たちがたくさんいます。

フクロウナギ

深海のペリカンと言われるフクロウナギ、口を開けると頭蓋の10倍の大きさに、

この大きな口でプランクトンや小魚を丸飲みするのです。

デメニギス

水深400m~800mに生息するデメニギス

透明なヘルメットの中にあるのは目、前にあるのは鼻の穴なんです。

ニュウドウカジカ

深海のニュウドウカジカ

出典:NHK

世界で最もみにくい生き物と言われてるニュウドウカジカは、エネルギーを節約するため筋肉がほとんどないらしく、

陸揚げしたニュウドウカジカ

出典:NHK

陸に上げると気圧の変化でオジサン顔になってしまうのです。

他には泳ぐナマコがいたり、ダンボの耳をもつジュウモンジダコ、テングギンザメなどがいて、そういった深海生物を調べることで、人の暮らしを改善する可能性がでてくることもあるのです。

スケーリーフット(巻き貝)

2002年、しんかい6500はインド洋の深海で改善の可能性を秘めた生物を採取しました。

それの生物は4cmほどの巻き貝、スケーリーフットです。

スケーリーフット

出典:NHK

スケーリーフットは深海にある300~400℃の熱水噴出孔に生息、というか熱水噴出孔にしか生きられない生き物なのです。

その熱水は普通の生物は生きられないほどの硫化水素を含んでおり、

スケーリーフットは硫黄鉄を生む

出典:NHK

体内に硫化水素の代謝物として硫黄物を排出する微生物を住まわせているスケーリーフットは、硫黄と海水が反応することで、硫黄鉄が生まれ、身にまとっているのです。

この金属は電池や太陽光パネルの素材として必要なのですが、人工的に高温で作るので高コスト。

スケーリーフットは10℃程度で硫化鉄を生みだしているので、そのメカニズムを解明できれば、将来的に低コストで硫化鉄を作ることができるかもしれないのです。

その他、医薬品の開発に活用する取り組みにしんかい6500は貢献しているのです。
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海底資源を調査

日本の海底にはレアメタルをはじめとする貴重な鉱物資源が数多く眠っているのです。

近年、しんかい6500の調査でそのレアメタルが日本の近海に眠っていることがわかってきたのです。

レアメタル

マンガンノジュール

レアメタル

出典:NHK

レアメタルはスマホ、電気自動車、エアコンなど日常使われてるモノに入ってるのですが、現在日本はそのほとんどを輸入に頼っているのです。

レアメタルとはハイテク機器などに欠かせない希少な金属31種類の総称。リチウム、コバルト、チタン、プラチナなどもそうです。

埋蔵量300年分

出典:NHK

2016年、しんかい6500は、日本の最東端付近の海底でコバルトなどのレアメタルを豊富に含む抗原資源、マンガンノジュールを発見。

14兆

出典:NHK

埋蔵量は日本のコバルト需要の約300年分で、14兆円ほどの価値があると予想されています。

スカンジウム

2013年、南鳥島周辺の海でレアメタルの一種、スカンジウムという金属をいっぱい含んだ泥を発見。

スカンジウム

出典:NHK

スカンジウムはアルミと組み合わせると、軽いけど強度がものすごく強く、熱にも強い超合金となるもので、レアメタルの中でもトップクラスに希少価値が高い金属なのです。

スカンジウム1kg約40万円

出典:NHK

世界中で年間15tしか取れず、1Kg当たりで約40万円と高価。

日本近海のスカンジウムを豊富に含む泥1㎢当たり約1,700憶円以上の価値があるということです。

メタンハイドレート

メタンハイドレート

出典:NHK

他にも日本近海には燃える氷と言われる、メタンハイドレートの世界有数埋蔵量があることもわかってます。
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最後に

現在、これらの資源を深海から引き上げる技術がまだなく、技術開発中なのです。

そんなに遠くない日

出典:NHK

「そんなに遠くない日に資源を引き上げる技術は開発できるだろう」と、東京大学地球資源学教授加藤泰浩さんがおっしゃってました。

コロナ不況、世界不況となるだろうというこれからの時代に、日本が海底資源で経済力を盛り返すことができれば、うれしい限りです。

以前、海底資源については「日本近海の海底にねむる資源、現状は?」という記事をアップしていますので、もう少し詳しく知りたい方はご一読ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK