欧州委員会は2018年1月16日、プラスチックごみに対処するための新たな政策大綱を発表しました。2030年までに全てのプラスチックごみをリサイクルする状態を目指すということです。
2018年4月、早速イギリスではストロー、マドラー、綿棒など使い捨てのプラスチック製品の販売を禁止する方針を明らかにしました。
また、マクドナルドでは、9月からイギリスとアイルランドにある1361店舗全てでプラスチック製から紙製ストローへの切り替えをはじめると公表、既に5月からいくつかの店舗で試験運用をはじめてます。役1万4000店舗あるアメリカでも年内に試験的にプラスチック製ストローの提供をやめる計画です。
ヨーロッパを始めとする世界各国でいまこのようにプラスチックの使用を控える脱プラスチックの気運が高まっています。
そこで、日本のあるベンチャー企業がつくる新素材が注目を浴びてます。
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目次
LIMEX(ライメックス)
どんな素材?
LIMEX(ライメックス)は、炭酸カルシウムを50%以上含む、紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材であるため、水や木を使わない。石油使用量を大幅に削減できます。
実は、紙を1トン作るのに木が20本程、水は約100トン必要です。
例えば、LIMEXの名刺は1箱で10Lの水が節約できますので、その数字をみると、LIMEXがどれだけ地球環境保護に貢献できるか想像しやすいと思います。
また、耐水性・耐久性があり、半永久的にリサイクル可能です。
LIMEXのPVは非常にわかりやすいので、ご覧ください。
どこが作ってるの?
開発・製造及び販売は株式会社TBMというベンチャー企業です。
取締役会長は”紙の神様”と称される日本製紙株式会社 元専務取締役の角 祐一郎さん、社長が山﨑 敦義さんです。
角会長は89歳。紙の神様自身が紙を作るのに水を無駄に使ってることに疑問をもっており、紙はやらないと思ってたらしいが、山崎社長の情熱に打たれ、いまだ技術開発に没頭されてるそうです。

出典:http://www.ginza.jp/
株式会社TBMは現在世界 43カ国において特許を取得(20ヶ国)・申請しているということです。
LIMEX製品紹介
LIMEXの紙代替製品
LIMEXシートはLIMEXを紙に近づけた素材です。炭酸カルシウムと熱可塑性樹脂の混合物をシート状に押出し、それをロールの力で引き延ばして(延伸して)基材を製造します。

出典:tb-m.com
LIMEXのプラスチック代替製品
LIMEXはプラスチックの代替にもなる素材です。真空成形や射出成形など多くのプラスチック成形方法を用いた製品での活用が見込まれます。

出典:tb-m.com
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最後に
紙の代替製品はもちろん、プラスティック代替え製品の包装容器はヨーロッパですぐに使ってもらえるようなもので世界の流れに沿ってますよね。
コストも普通の紙とかわらないということ、リサイクルもそうですがアップサイクルできる素材として日本が世界に売り込むべきと思います。
本日、2018年6月19日フリマアプリ大手メルカリがマザーズ上場、終値時価総額7100億円とゲーム大手のミクシィを抜き、マザーズ1位となりました。
株式会社TBMは2017年11月に株式取得(第三者割当増資)を実施し、特に今年は急激にメディアへの露出が増えてきた企業です。新規株式上場も期待されてるので、今後注目していきましょう。
ワクワクしますよね。
2018年7月10日更新
米コーヒーチェーン大手スターバックスは9日、プラスチック製の使い捨てストローの使用を2020年までに世界で2万8000店超あるすべての店で廃止すると発表しました。
わたしは日本ではコンビニがアイスコーヒーやフラッッペのストローや容器は早々に追随する発表を必要があると思います。
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