ベーシックインカム分はヴェルグルの奇跡を参考に、”老化するお金利用”が未来のヒント。貯蓄が損なら使う!

貯めといた方がよい通貨と貯めない方がよい通貨

2020年8月18日、ドイツでは、2021年の春から120人を対象に、貧困ラインをわずかに上回る額毎月1,200ユーロ(約15万円)の無条件ベーシックインカム実験を行うということが報じられました。

ベーシックインカム

出典:NHK

未来が見えないコロナ禍の今、ますます世界中の人々の関心を集めているベーシックインカム。

早速、日本も検討、導入と言いたいところですが、財源の問題と、別に格差の問題が

しかし、今後、日本でも絶対検討していかなければならない課題。

実は、2020年6月25日放送のNHK Eテレ「ズームバック×オチアイ」第2回、”半歩先のニューエコノミー”にて、落合陽一さんがベーシックインカムについて、過去を考察し”半歩先の未来”のヒントに言及してましたので、紹介します。

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これからの社会で自主共生を発揮するためには社会保障が重要。じゃあ、財源確保はどう解決する?

社会保障の問題はベーシックインカムを日本にあったやり方で

スペインでは6月にコロナ禍がきっかけで、ベーシックインカムの実験的な導入に踏み切ってた。

落合さん「ベーシックインカム」

出典:NHK

落合さん「確かに、明らかに労働のバランスが崩れると社会保障の話になってくるんだろうと思ってた

ベーシックインカムとはすべての国民に生存権を保障するため、定期的に一定金額を給付し続けるという考え方。

コロナ禍で支給された10万円や生活保護などの限定的な社会保障とは根本的に異なります。

落合さん「貧困に関する問題が解決するだけで世の中大分変ります。そして、ベーシックインカムで貧困に関する問題は比較的解決できると考えます

例えば、生活保護の需給条件を満たし続けると、生活保護から抜け出せなくなる問題などは解決するでしょう。

落合さん「しかし、日本など先進国の経済を考えた時、財源とは別に大きな課題がある」とは言います。

新興国の中間層や先進国の富裕層が収入を伸ばしている中、ほとんど伸びていないのが先進国中間層、日本の大多数の国民がここに属しています。

エレファントカーブから富の偏在の問題が浮かんでくる

出典:NHK

収入が伸びず格差だけが広がっていく、グラフを読み解くと、この富の偏在の問題が浮かび上がってくるのです。

ベーシックインカムで救われるのが先進国の低所得層だとするならば、先進国中間層って議論だと、ベーシックインカムでその層が救われるのかという話は別だと思っており、特に国内での格差はこのエレファントカーブの右側の議論で、富裕層と中間層の格差が広がっているということが日本国内では明らかなのが課題なのです。

デジタル化によって、格差が加速するはずなので。(肉体労働などは

たとえ給付金があっても、いつ仕事がなくなるかわからない人々は、収入からの不安から使わずにため込んでしまう。

こうしたエコノミーのジレンマをどう解決すればいいのか?

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エコノミーのジレンマを解決する過去の出来事「ヴェルグルの奇跡」

1929年のニューヨーク市場大暴落に始まった世界恐慌は、この当時ヴェルグルをも襲い、町は人口5,000人弱に対して、失業者500人、失業者予備軍1,000人を抱えるまでに。

しかし、ある取り組みによって、一気に経済が復興したのです。

老化するお金

出典:NHK

国家の通貨をみんなが貯めこみ、経済が停滞している中、町は公共工事を実施し、その対価として、労働者に”老化するお金“を地域通貨として支払いました。

毎月1%価値が減る

出典:NHK

この”老化するお金“には一つ仕掛けが、毎月額面の1%を支払いスタンプを貼らなけば使えませんでした。言い換えればひと月に1%ずつ価値が減っていくのです。

ヴェルグルの奇跡

出典:NHK

人々はお金を使うようになり、結果として、巨額の資金がヴェルグル内だけで流通することになり、経済は活性化。ヴェルグルはオーストリアで世界恐慌後に完全雇用を果たした初めての自治体となり、「ヴェルグルの奇跡」と呼ばれるほどの復興を遂げたのです。

わたしたちが、普段使うお金は、例えば貸したら利子がついて返ってくるように増やすことが可能。ヴェルグル採用したのは時間とともに価値が下がる、まさに”老化するお金”だったのです。

これまでの一連、これからのまとめは下の動画でみることができます。

 

運用開始からわずか1年後「貨幣の発行は国家の独占的権利」ということで”老化するお金”は禁止されてしまいました。

落合さん「プラスの利子を発生させる通貨とマイナスの利子を発生させる通貨が共存している方が、作用として健全だと思う」「貯めといた方がよい通貨と貯めない方がよい通貨の2種類レイヤーを分けて存在しているなら悪くないが、カウンターパートがないと簡単に片方に落ち着くのでと。

貯めといた方がよい通貨と貯めない方がよい通貨

出典:NHK

世界的な金融危機があった後、もしくは成長の危機があった後、何らかの新しいお金の形が生まれると思っており、道具としてのお金は変わる。この1年でもう明らかに日本でもキャッシュレスが普及したし、老化するお金も半分はインターフェイス(人間と道具の接点)の話で、半分は資産調節の話なので、インターフェイスが変わると、ガラッと変わると思います。

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最後に、半歩先のアイデアは

「貨幣もまた人が作り出した”道具(Tool)”だとするならば、使い方は1種類でなくてもいいのでは」

貨幣もまた人が作り出した道具(Tool)だとするならば

出典:NHK

使い方は1種類でなくてもいい

出典:NHK

「今の貨幣制度を保ちながら、新たな貨幣の形も探れるのではないか」ということ。

ここまでの話から、ベーシックインカムには貯めない方がよい通貨を使うためのインターフェースを検討していけば、他の種類の貨幣もできていくということですね。

非常に勉強になりました!

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CY

1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK