2018年5月16日、テレビ東京「未来世紀ジパング」で今度の日曜日(5月20日)のTBS「ブラックペアン」に先駆けて、手術支援ロボ”ダヴィンチ”紹介されてました。
ちなみに、先週の「ブラックペアン」の予告では手術支援ロボは”ダーウィン”と言われてました。
「ブラックペアン」の”スナイプ”もそうでしたが、”ダヴィンチ”はアメリカ製です。元々軍事用、医者がその場にいなくても負傷した兵士を遠隔操作で手術できるよう開発したものです。
今度の日曜日の「ブラックペアン」を別目線でみて楽しめるように、「未来世紀ジパング」の”ダヴィンチ”を少し紹介します。
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目次
手術支援ロボット”ダヴィンチ”の今
ダヴィンチってどんなんもの
ダヴィンチはアメリカ、インテュイティブサージカル社の製品で手術支援ロボット市場では1社で独占していおります。
1台の価格は約3億円、年間維持費1,000万円と非常に高価なものです。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ダヴィンチを遠隔で操作するで執刀医
小さな創から内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、執刀医師が3Dモニターを通して術野を目で捉えながら、実際に鉗子を動かしている感覚で手術を行います。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ダヴィンチ全容
3D内視鏡カメラにより、術野を鮮明な3D映像として表示します。ズーム機能により患部を拡大視野でとらえることもできます。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ダヴィンチの手
人間の腕、手首、指先のような役割を担っており、先端にさまざまな鉗子を装着して使用します。執刀医師の動きに連動し、組織をつまむ・切る・縫合するなどの動作を行います。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」最新ダヴィンチXi上部

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ダヴィンチアーム直径8ミリ
鉗子やカメラを動かすコントローラには、手先の震えが伝わらないよう手ぶれを補正する機能があり、細い血管の縫合や神経の剥離などを正確に行うことができます。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ダビンチ縫合中
医師が動かす手の幅を縮小してインストゥルメントに伝える仕組みです。 たとえば対比を5:1に設定すれば、手を5cm動かすと鉗子は1cm動きます。
順天堂大学呼吸器外科鈴木医師開胸手術5時間のダビンチでは40分
元ボクサー世界チャンピオン竹原慎二さんはダヴィンチでの手術を受けていた
2014年に膀胱がんステージⅣと診断されました。5年後の生存率は40%以下、余命1年。
膀胱を全摘するしか方法がないのですが、竹原さんは膀胱の全摘を断固拒否したそうです。
しかし、全摘出は行うものの、術後は人工膀胱「ストーマ」を付けずに自分の腸を使って新膀胱を作りました。
その手術に手ブレ防止機能で細かい手術を正確に行える手術支援ロボット”ダヴィンチ”を使ったそうです。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」竹原慎二
今、こうやって”ダヴィンチ”手術の体験者としてテレビに出演されてるということは、手術支援ロボット”ダヴィンチ”でのガン治療のおかげということですね。
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最後に
これまではロボット支援手術が主要ながんでの公的健康保険適用は前立腺がんと腎がんだけでしたが、18年4月から胃がん、食道がん、直腸がん、肺がん、縦隔腫瘍、膀胱がん、子宮体がんなども適用になりました。(全摘除、部分切除などがん種によって詳細な対象条件は異なります。)

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」ロボット支援手術保険適応がん種類
具体的にロボット支援手術の医療費を胃がんで見ると、患者の自己負担は自由診療で約200万円だったものが、保険適用60万円(3割負担の目安)まで大幅に減る。さらに高額療養費制度を利用すれば、負担額は10万円くらいに下がります(年齢や年収などによって異なります)。

出典:テレビ東京番組表 「未来世紀ジパング」保険適応前後の費用負担
今回の未来世紀ジパングとほぼ同じ内容は日経のDIAMONDオンラインで読むことが出来ます。うん、さすがテレビ東京ですね。
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