2019年5月26日(日)NHK Eテレ「サイエンスZERO」”超リアル!太陽系の歴史を体感”での火星の記事です。
火星には大気と水があったのですが…
「サイエンスZERO」”超リアル!太陽系の歴史を体感”の火星の歴史も6月6日から放送される圧倒的な映像美で太陽系の歴史を楽しむ!「コズミックフロント☆NEXT」で始まる大型シリーズ「プラネッツ(全5回)」の珠玉の宇宙CGの一部で、すばらしかったです。
再度、「サイエンスZERO」”超リアル!太陽系の歴史を体感”の再放送は6月1日(土)AM11時からありますので、ぜひ多くに方に見てほしく、一部を記事にて紹介します。
ぜひ「プラネッツ(全5回)」も見てほしいです。
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火星の地下には氷じゃなく水が!?
火星は今の地球みたいだった
約40億年前、火星は表面の5分の1を海に覆われ水と大気に恵まれた惑星でした。
その頃の火星の気圧は地球と同じぐらいで、気温は25℃くらいでした。
約39億年前には無数の隕石が火星全体に降り注ぎました。
火星は表面の3分の1を焼失し、死の淵に追いやられますが生き延びました。
地球に生命が誕生した38億年前、もしかしたら火星には生命がいたかもれません。
海だった場所で生命が誕生するような条件を持つ環境の痕跡が見つかってます。
水中の熱水活動から生じたと思われる堆積物です。
海底火山の熱水環境は地球で生命を誕生させた有力な候補地です。
火星の大気はなくなった
35億年前、火星は気温が急激にさがります。その理由は火星の大気が失われたからです。
火星は地球よりも小さかったので核が早く固まりました。
そのため磁場が弱まり、大気が太陽風によって吹き飛ばされてしまったのです。
凍結の時代になると火星に流れていた水は氷の中に閉じ込められてました。
しかし、この頃に火山活動が活発になり溶岩によって溶け出した氷が大規模な洪水を起こしていました。
太陽系の歴史上、特に壮大な光景がみられたはずです。その一つは雪解け水が洪水となり高さ4mの崖から流れ落ちます。
幅10km、長さ100kmの渓谷へ流れる太陽系最大の滝です。下記はそのCG画像です。
しかし、火星でこのような風景がみられたのは、この時期が最後でした。
下記画像は滝があったこと示している実際の火星の表面の一部です。
滝のあったこの火星の表面の水は消えてしまったのですね。
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最後に
大昔の火星は地球と同じように海を持ってました。大陸を川が流れ、湖があり、滝があったと言われてます。
その水の大部分は宇宙空間に放出されたことがわかってますが、一部は火星に残ってます。
温度が低い北極・南極のクレーターの底で氷になっていたり、永久凍土として地面の下にあったりすることが分かっていたのですが、最近、北極・南極の地下に液体として湖が存在するのではというデータが出てきたのです。
ということは、46億年の間、火星は液体の水をどこかに持っていたことになります。
もしかすると、太古に原始的な生命が発生し、まだ生き残っている可能性があるということですね。
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