2020年1月6日(月)およそ1年の熟成期間を経て、大好きな番組であるEテレ「ろんぶ~ん」が4週連続で復活!
第1夜目は”大学へ突撃!スポーツの論文”では、筑波大学でロンブー淳さんと元読売巨人軍仁志敏久さんが体を張って実験。

出典:NHK
速く走れるようになる魔法の道具の研究。
プロ野球選手(仁志敏久さん)のテクニックを丸ハダカに⁉スイングのコツをスポーツ工学の理論と最新技術で分析した研究。
2つの研究の論文が紹介されていました。
今回の記事は「小学生における合理的な疾走動作習得のための補助具の開発」の論文で、速く走れるようになる魔法の道具についての研究を紹介します。
<Sponserd Link>
外部に意識を向けさせることで速く走れるようになる魔法の道具が‼

出典:NHK
論文の著者は筑波大学体育系の木助教授の越清信さん。主な研究テーマは陸上競技のパフォーマンス向上で、対象は小学生からトップアスリートまで幅広く、陸上の国際大会などでもテレビ解説を行っている方です。
<Sponserd Link>
ひざをしっかり曲げる
走る時にひざをしっかり曲げるために先生が作った道具は、幼児用の笛吹きサンダルを切ってバンドを付けたもので、ロンブー淳さんも「安っちぃ」とつい言ってしまうほどのもの。

出典:NHK
スポーツ心理学では、頭の中で自分の体の動きを考えて体を動かす内部意識より体の外に気持ちを向けて動かす外部意識を重視する方がパフォーマンスが向上するということなのです。

出典:NHK
ひざを曲げなさいと言われてもなかなか曲げることができないので、意識を音を鳴らす方法へ持っていったのです。
仁志さんも意識を向けるところを変える狙い、着眼点を変えるという狙いは現役時代にやっていたのでよくわかるということです。
やってる動作としては同じだけど意識の持って行き方でパフォーマンスが変わるということで、ロンブー淳さんも納得。
何もつけないで50mをロンブー淳さんと仁志さんで走ってもらいました。
淳さんは論外ですが、仁志さんでも足がちょっと流れ、後ろの方に脚が回る感じでした。

出典:NHK
そこで、論外の淳さんでなく、仁志さんに実験台になってもらって、補助具をつけてもらって走ってもらいました。
ひざの曲がりがしっかりとなっているのがわかります。流れなくなったことが明確で、効果があったということです。
ももをしっかり上げる
走る時にももをしっかり上げるために先生が作った道具は、エアコンの室外機の断熱パイプを保護するために巻くものを縦に半分にしてバンドをつけたもので、足首の少し上に取り付けます。

出典:NHK
足首で蹴る。足を前に持ってきなさいと言われてもなかなかできないので、前に何か目標物を置いてそれを蹴る感じでです。
前に出るももの位置が何もつけない時より高くなっています。

出典:NHK
蹴る意識だけで、前に前に脚が出、適切にももが上がっていい走りになる効果を狙っているそうです。

出典:NHK
ミズノと共同で製品化したみたいで、ダッシュビートという名で、サイト(https://www.mizuno.jp/kids/dashbeat/)では93%の子どもがすぐに速くなったとうたっています。
<Sponserd Link>
最後に
論文では、小学生がこの補助具を付けて走る実験結果がまとめられています。
ひざをしっかり曲げるために太ももにつける補助具は走るのが遅い子に大きな効果を見せたが、速い子にはあまり効果がなく、逆にタイムがかかってしまう子もいました。
一方、ももをしっかり上げるために足首の少し上に付ける補助具では、ほの全員がももが高く上がるようになり、走る速度も速くなりました。
また、番組側の見解ですが、淳さんも補助具でわずかに改善されたような気がするということwww
ちなみに、元読売巨人軍仁志敏久さんは引退後、現在筑波大学の大学院で学び、修士課程を修了したそうです。

出典:NHK
書いた論文は「一流プロ野球打者におけるグリップの違いがスイングに与える影響」ということで、おもしろそうな研究論文ですよね。
読んでみたいです。「ろんぶ~ん」でやってくれないかな~。
<Sponserd Link>
コメントを残す