先日、2020年後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」が11月30日に開始することが発表。

出典:NHK
2020年9月16日から杉咲さん演じるヒロイン・千代のビジュアルが、初披露されました。
実在モデルは、浪花千栄子(ちえこ)さん。
浪花千栄子さんは、大正から昭和にかけて活躍した女優さんで、「大阪のお母さん」として親しまれ、上方女優の代名詞とも言われる、上方のコメディエンヌです。
「おちょやん」は、揚屋や茶屋などで使い走りなど、娼妓の手伝いをする子供以上大人未満の少女のことで、「おちょぼ」の大阪弁です。
コロナ禍の影響で、先月7月14日が道頓堀の芝居茶屋で女中で働くシーンが子役から代わって杉咲花さんのクランクイン初日の撮影でした。
なぜ?千代が女中?
実は浪花千栄子さんは不幸な幼少・少女期を過ごしたのです。

出典:株式会社ルートHP
この不幸な幼少期を演じるのが子役の毎田暖乃(のの)ちゃん。
実は彼女、NHK連続テレビ小説は2作目。「スカーレット」で大島優子さん演じる照子の娘、雪子役でも出演していたのです。
毎田暖乃ちゃんがどんな役演じる浪花千栄子さんの不幸な幼少時代と「スカーレット」での暖乃ちゃんの演技についてまとめてみました。
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目次
「おちょやん」実存モデル浪花千栄子さんは不幸な幼少・少女期だが、
南口(なんこう)キクノ(後の浪花千栄子さん)の幼少・少女期
幼少期
南口キクノは4歳の時に、母を失います。
母の死後は母方の祖母が面倒見てくれたのですが、6歳頃から4時半に起きて食事の支度、弟のお守り、養鶏の世話と内職で家を支えてました。
父親が行商に出るので、キクノが弟の面倒を見なくてはいけにこともあり、小学校には行かせてもらえませんでした。
父親が再婚したことで1年遅れで学校に行けるように。
しかし、授業料を払えず、3ヶ月で行けなくなりす。
継母は朝は起きてこない、家事もしない、三味線を弾いて歌うようなわがままな人。
度々家出をし、父親が説得するが、戻る条件を突きつけられて聞き入れてしまいます。
結局、継母はキクノと暮らしたくないということで、父親は見捨て、母方の祖母に弟と2人預けられるが、祖母もさすがに困り、8歳の時に道頓堀の仕出し弁当屋に女中奉公に出されました。
少女期
彼女をまともな人間扱いしなかった主人のもとで道頓堀の仕出し屋の下女として働き、作り酒屋、木材屋にも奉公しますが、最後に逃げ出す時の1ヶ月分の給料以外は父親が搾取してたのです。
そんな中でも独学で文字を覚えました。
18歳の時、知人の紹介で村田栄子一座に入り、舞台に立つようになりました。
やっと人間らしく接してくれる大きな材木屋での奉公を終える頃、キクノは、自分だけのために生きる道を歩み始めることができるようになります。
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「おちょやん」千代と両親について
千代(モデル:南口キクノ、後の浪花千栄子)
大阪の南河内の貧しい家に生まれ、幼い頃に母を亡くした。父と弟の三人暮らしで、小学校にも満足に通えなかったが、口が達者で機転がきく少女だった。
9歳のとき、女中奉公に出された道頓堀で、芝居の世界に出会い、いっぺんにその魅力にとりつかれる。千代は奉公先を飛び出して京都へ向かい、女優の道へ飛び込んでいく―
父親、竹井テルヲ(モデル:南口卯太郎)
千代の父・竹井テルヲ役はトータス松本さんです。
出典:.nhk.or.jp
養鶏で生計を立てているが、鶏の世話や家事も娘の千代にまかせっきりの駄目な父親。
見えっ張りだが気が弱く、世渡り下手。
しかし、口は達者で女性にはモテる。
千代にとっては、憎みきれないトラブルメーカーであり続ける。
引用:.nhk.or.jp
千代にとっては憎み切れないトラブルメーカーということは、「おちょやん」では「スカーレット」の喜美子の父親の常治みたいなタッチで描かれるのかもしれませんね。
継母・竹井栗子(南口卯太郎の再婚相手)
千代の新しい継母・竹井栗子役は宮澤エマさんです。
出典:.nhk.or.jp
父、テルヲが連れてきた、千代の新しい母親。料理屋の仲居をしていた栗子をテルヲが口説き落としたらしい。
美人で粋な女性だが、テルヲ以上に朝寝坊で、家事もしない。千代とは次第に対立していく。
引用:.nhk.or.jp
武井栗子は実際の継母通りですね。
千代が奉公にでるまで、ということは、宮澤エマさんは暖乃ちゃんと同じ期間の出演になるのかもしれませんね。
どうやら、亡くなった母方の祖母がキャスティングにないということは、千代は家を追い出されるようにならなそうですね。
ということは「おちょやん」千代の両親である武井テルヲ、栗子もモデルの南口卯太郎、継母ほど酷い親ではなさそうですね。
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「スカーレット」での毎田暖乃ちゃん
第73話で、主人公喜美子(戸田恵梨香さん)の親友・熊谷照子(大島優子さん)と3姉妹の雪子、真里子、芽ぐみが、川原家でお昼を一緒に食べに来ました。

出典:NHK
雪子の役が毎田暖乃ちゃんです。
照子の本当の目的は常治(北村一輝さん)の体調のことが思わしくないことを、常治が喜美子や八郎に話したのかを確認するためだった。
常治が話してないことを確認、まず八郎にこっそり伝えるのだ。
実はたまたま県立病院で出会った常治は、こっそり検査を受け、その結果が悪くショックを受けていたのです。
それを絶対喜美子に言うなと釘をさされた照子だったが、半月経って、辛抱たまらず、八郎に伝えます。
腕を強い力で握られそのときの青あざがいまも消えないと泣きながら語る照子ですが、子どもたちは何も知らず水遊びしてます。
一連の動画は下の動画で見ることができます。
「スカーレット」ではセリフはなかったみたいですね。
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最後に
熊谷家は信楽町で一番大きな窯元「丸熊陶業」なので、裕福な家族の設定でした。
今回の「おちょやん」は真逆の不幸な女の子だが、口達者で機転が利く、おそらく面倒見がいい子の役で、当然セリフもいっぱいなんでしょうね。
そして、「スカーレット」のちょっとした役から「おちょやん」では主人公の幼少期を演じます。
大抜擢ですよね。
「おちょやん」では暖乃ちゃんがもしかしたら「おしん」を演じた小林綾子さんくらいの泣ける演技を見せてくれるかもしれませんね。
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