2018年11月22日(木)の「ろんぶ~ん」で恋愛の苦手な男性が婚活パーティーなどで初対面の女性に話しかける勇気を持てるよう、話しかけられた女性の心の動きをデータ収集し、読み解いた論文について放送されました。
論文著者仲嶺真さんとプレゼンテーター横澤夏子さんがMC田村淳さん、ゲスト田中みな実さんにプレゼンする形で、近況の恋愛では明暗がはっきりしてる女性の2人が出演されてました。
この論文では女性の心の動きを整理した意思決定過程モデルができており、応用すれば女性に話しかけるハードル(抵抗感)が下がるということです。
興味がある方が多いと思いますので、紹介します。
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目次
論文:街中で初対面の男性から話しかけられた女性の情報検索過程
社会心理学の専門家、高知大学人文社会科学部講師の仲嶺真さんの論文ですが、”情報検索過程”という言葉をきくとわかりづらいですが、ご本人が苦笑いしながら単純に”どういう判断をしているのか”ということだそうです。
話しかけられる時の女性、かける時の男性へのアンケート結果
話しかけられて不快!?女性側
街中で声をかけられた女性のうち”不快だった”、”やや不快だった”と答えたのは実に77%に上っていました。
仲嶺さん「多くの女性は不快に感じている一方で、その街中での出会いが交際に発展している成功ケースっていうのも現実にあり得てるのです。なので、ある意味では街中での初対面の出会いの一番難しいケースを研究することで最も困難な心のハードルが顕著に見え、他の場面での初対面の出会いにおける心のハードルが見えてくるはず」と。
かけるのに抵抗!?男性側
初対面の女性に声をかけるのに抵抗があるかで、街での78%はまだわかりますが、
女性も出会い目的で行ってる場であっても、抵抗があると言う方45.3%も。
では、この婚活パーティーなどでも抵抗がある男性に理由を聞いてみました。
①会話に対する不安 ②相手が何を考えてるかわからない ③自信がない ④容姿・見た目に関する不安 ⑤人見知り
例えば、①は”自分がおもしろいトークができるか自信がない”、”何を話せばいいかわからない”。
②はそのまま、③は漠然と自信がない。
④は”ルックスに異性を引き付ける要素がない”、”人相が悪い”などの回答になりました。
女性はどんな判断を行っているのか調査
女性は会話するか、無視するかの判断をどのように行なっているかを知るために街で声をかけられた経験のある女性105人105人に下記調査を行いました。
街で声をかけられたときどんなことを考えましたか?
その結果、女性は6つの検討を行い判断していることがわかりました。
①相手の意図 ②自分の状態 ③相手の人柄 ④周囲の状況 ⑤危険度 ⑥外見
問題は6つの検討の優先順位ですが、こうなりました。
1位、③相手の人柄 2位、⑤危険度 3位、①相手の意図 4位、②自分の状態 5位、⑥外見 6位、④周囲の状況
仲嶺さん「男女にズレがあります」「初対面の場合、(女性にとって男性の)誠実さが大事なんです」
男性はどんな声かけをおこなっているか調査
男性がどのように話しかけてるかがポイント
声かけには3つのパターンに分けられることが結論付けられました。
①好意を伝える声かけ ②無難な声かけ ③冗談をまじえた声かけ
例えば、①のパターンは”君カワイイね”など、②のパターンは”駅への道を教えてくれませんか?”など、③のパターンは”この辺で逃げたペンギンを見ませんでした?”などです。
では、3パターンの声かけへの女性の反応はどうかを調べたところ、無難がよいことがわかりました。

男女のズレを少なくするために
仲嶺さんは、今までの調査結果を踏まえて男女の気持ちにズレがあるので、不快や抵抗感につながってると考えました。
ズレの正体を明確にして、話しかけられた女性の心の動きを整理することで、男性に初対面の女性に話しかける勇気を持てるようにできると考え、モデル化しました。
話しかけられた女性の心の動きをモデル化したもの
意思決定過程モデルと言います。そのモデルについて簡単に説明します。
まず、声をかけられた女性は相手の人柄、危険度、意図を考え、リスクを判断。リスクが高いと判断した場合は多くの女性は”会話をしない”選択します。
しかし、ここでもう一段階の判断を行い、自分の状態がとてもヒマ、相手の外見がとてもタイプだったり、居酒屋で周囲が楽しく盛り上がっていたりと会話していい理由が見つかれば”会話をする”選択するのです。
逆にリスクがよくわからないと判断した場合、多くの女性は”会話する”を選択します。
しかし、ここでもう一段階の判断を行い、自分の状態がとても忙しい、相手の外見が好みではない、周囲が人通りが少なく寂しい場所だったり会話したくない理由が見つかれば”会話をしない”選択するのです。
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最後に
ここまで話しかけられた女性の心の動きが整理されたので、このモデルでの声かけをするとハードルが下がったと思います。
結局、声をかけの抵抗がある男性の理由の大本は一度でも失敗をしたくない気持ちにあるので、もう少し自分に落とし込む必要があると考えるのではないかと思います。そして、頭の中で想像し落とし込んでいくと、結局勇気がハードル上り、結局はそれほどかわらない気がするとわたしは考えます。
ですので、この意思決定過程モデルをもって、淳さんが東京に出てきたばかりの時に何度も「半蔵門駅はどちらですか?」と声をかけたようなことを繰り返して、経験則からこのモデルに追加でラーニングしていくことが結果を出す早道ではないでしょうか。
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