南米ベネズエラのマラカイボ湖では2種類の雷、そして水平に伸びる稲妻”スパイダー雷”が見れる!

スパイダー雷の決定的瞬間

2020年7月20日のNHK BS「体感!グレートネイチャーSP」は”驚異の大気循環”ということで、風の絶景に注目し不可思議な風の姿を追い求め世界6ヶ所を訪ねていました。

風の絶景6ヶ所

出典:NHK

驚異の大気循環?、風の絶景?

1ヶ所目は北米のグレートプレーンズで、大気循環が巨大か同時多発の竜巻が紹介されていました。

2本のスパイダー雷

出典:NHK

2ヶ所目はマラカイボ湖一帯。この記事は、年間200日以上雷が発生する、世界一の雷多発地帯地域、南米大陸のベネズエラを紹介します。

世界一の雷多発地帯で水平や逆さ稲妻のスパイダー雷を!

南米大陸のベネズエラマラカイボ湖

上空からの写真で海からの水が内陸の湖に入っていくことが捉えられてます。

ここの海風が大地と出会うと、驚くべき姿に変貌するのです。

マラカイボ湖

出典:NHK

ベネズエラ、北西にあるマラカイボ湖。周囲はアンデス山脈に囲まれています。
広さは琵琶湖の20倍。
南米最大の湖です。

マラカイボ

出典:NHK

湖の玄関口、マラカイボはベネズエラ第2の都市。

スペイン統治時代からコーヒーや砂糖の積出港として発展してきました。

この地域で風が生み出す自然現象は雷です。

マラカイボ湖一帯は年間200日以上雷が発生する、世界一の雷多発地帯です。

そして、マラカイボ湖の雷は独特。
とても不思議な稲妻で、地面から天に向かって伸びていくのです。
その現象は今、国際的にも注目されています。

マラカイボ湖とカタトゥンボ湿原

出典:NHK

その不思議な雷が見える場所は町から400km、マラカイボ湖の南端。

マラカイボ湖とカタトゥンボ湿原の間の砂洲

出典:NHK

撮影を行うのはその間の砂洲。湖と湿原の2つの雷が見える絶好のポイントです。

カタトゥンボ湿原側の雷

風は上昇気流となり積乱雲が発生。雷はここから起こります。

積乱雲の中の水分はやがて大小さまざまな氷の粒となり、それがぶつかり合うことで電気が発生。

その際、マイナスの電気は下に溜まる性質があり、大地に向けて放電を起こすのが落雷です。

最初、夜7、8時ごろは向こう側のカタトゥンボ湿原ではじまり、その後深夜1時過ぎたら湖側で。一晩で2種類の雷をみることができます。

午後7時、湿原側の雷を待ちます。

案内してくれたアランさんの予告通り、夕方湿原の奥に雷が。

アランさん「赤く見えるのはとても遠くで光ってるからです」「朝日や夕日が赤いのと同じ原理ですよ」

遠くで起きているため、音もなく、まるで夕日のように真っ赤に輝きながら瞬きます。

カタトゥンボの灯台

出典:NHK

この赤い稲妻は、遠くで光り続けるため、地元で”カタトゥンボの灯台”と呼ばれています。

マラカイボ湖側の雷

そして、夜中の1時。もう1つの雷が現れる時間です。

湿原とは逆の湖側へ。

湖を渡る風が激しさを増してきました。

マラカイボ湖側の稲妻

出典:NHK

次から次へと稲妻が。

マラカイボ湖側の稲妻

出典:NHK

今度は目の前に激しい落雷が現れました。

マラカイボ湖とカタトゥンボ湿原の稲妻

出典:NHK

先程の湿原側の赤い稲妻、そして湖側の激しい稲妻。

世界一の雷多発地帯で生まれる2種類の雷

出典:NHK

世界一の雷多発地帯で生まれる2種類の雷。

その元となる風とは一体どんなものなのでしょう?

その元となる風とは一体?

アンデス山脈に囲まれたマラカイボ湖

出典:NHK

アンデス山脈に囲まれたマラカイボ湖。

風の門

出典:NHK

その入り口に”風の門”と呼ばれる場所がありました。

その”風の門”はカタトゥンボから北へ200kmにあり、カリブ海に隣接する湖の入り口にある砂丘です。

風の門

出典:NHK

ここが砂洲”風の門”

いつも午後は風が強い

出典:NHK

激しい風が砂を巻き上げています。午後になるといつも強い風が吹くこの場所。

風の門から湿った海風が大量に吹き込む

出典:NHK

この”風の門”がカリブ海から湖に風が吹き込む唯一の入り口だからなのです。

日中、太陽の熱で温められた陸地では大気の上昇が起こります。

アンデス山脈にぶつかり、積乱雲が発生

出典:NHK

そして、この大気が薄くなった一帯へ風の門から湿った海風が大量に吹き込みます。

湿原側の雷が発生

出典:NHK

風はやがてアンデス山脈にぶつかり激しい上昇気流になり、積乱雲を生み出します。

カリブ海の風が作り出す積乱雲が、あの赤い雷を生んでいるというのです。

アンデス山脈の峰々で冷やされた大気が湖へ

出典:NHK

そして、夜遅くになると、アンデス山脈の峰々で冷やされた大気が、冷たい風となり湖へ。

この風が湖面に溜まった湿った空気を持ち上げます。

湖面に溜まった湿った空気を持ち上げ、積乱雲発生

出典:NHK

そして、積乱雲を発達させ、激しい雷を湖の上に引き起こしていたのです。

水平に伸びる稲妻

さらに、湖を渡る風は全く違う姿の不思議な雷の姿を生み出していました。

スパイダー雷

出典:NHK

水平に伸びる稲妻で、

水平に伸びる稲妻

出典:NHK

アランさんたちは”スパイダー雷”と読んでいるそうです。

雲と雲の間で起こる放電なのです。

スパイダー雷のイメージ

出典:NHK

スパイダー雷は雲と雲の間で電気が流れることによって起こります。
大きな嵐が発生した時にだけにしか現れない、めずらしい雷です。

最後に

マラカイボ湖のスパイダー雷は水平だったり、上空に向かって伸びている本当にめずらしい稲妻。

蜘蛛の巣のように上空への伸びていく稲妻

出典:NHK

日本でも2017年に栃木で上空に向かう稲妻の映像が残されてました。

“逆さ雷”ということで。

 

日本ではめずらしい低空にあった雲から上空の雲へと放電されたこの雷の映像は上のYouTubeでみることができます。

 

地球温暖化の影響(?)ですかね、近年日本でも逆さ雷のSNSがチラホラあります。

ちなみに、この放送の1箇所目は、北米グレートプレーンズの竜巻が放送されていました。「世界の竜巻の8割を占める北米グレートプレーンズで激烈竜巻、そして稀有の同時多発竜巻に遭遇!」で記事をアップしていますので、よろしければ。

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1970年長崎県五島生まれ 現在、家族は妻、息子の2人 品川区在住、品川区勤務 好きな作家:池井戸潤、伊坂幸太郎、真山仁 好きなドラマ:救命病棟24時、医龍 好きな映画:グローリー 好きな女優:石田ゆり子、イングリッド・バーグマン 好きなスニーカーメーカー:PATRICK